韓国メディアの亜洲経済の中国語版は6日、韓国の現代自動車グループが品質およびブランド価値の向上に向けて、2018年までに81兆ウォン(約8兆8200億円)を投資する計画であると報じた。

 記事は、現代自動車グループが過去最大規模の投資を行い、エコカーやスマートカーなど未来の自動車産業を担うであろう技術の開発を推進し、「世界の自動車産業のリーダーとなることを目指す」と伝えた。

 続けて、現代自動車グループが特殊な鋼材をはじめとする原材料の開発や設備投資も積極的に行うことで、ブランドの競争力を高めようとしていると伝えたほか、物流面においても投資を拡大し、各子会社メーカーとの協業も進める方針だと紹介した。

 また記事は、現代自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長がこのほど談話を発表し、2015年の生産および販売目標台数を820万台とし、研究開発と投資を拡大することでブランド価値を向上させると述べたことを紹介した。

 さらに、鄭夢九会長が現代自動車グループを「世界の一流企業」にするため邁進(まいしん)する方針を示したことを紹介したうえで、同社の関係者の話として、「現代自動車グループは韓国国内に投資の大部分を振り向ける計画で、韓国国内で雇用を増やすことで韓国経済の成長に寄与する」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) bizoon/123RF.COM)