紅白歌合戦の大トリを、満を持して務めることとなった松田聖子(52)。2014年5月に出演した「SONGS」(NHK)が高視聴率を記録したことを受けての起用とも見られるが、

和田アキ子や五木ひろしら大御所からの反発が予想され、調整の必要があったようだ」

 と舞台裏を報じているのは、12月10日発売の『週刊新潮』(新潮社)だ。

アンケートでは40%が「納得いかない」

 和田アキ子といえば、紅白への出場回数は紅組として歴代1位の37回。しかし彼女はこれまで特筆するようなNHKへの貢献がないため、紅白出場を発表すると毎年、視聴者から「どうして出られるのか知りたい」といった声が多数寄せられるのだという。2012年に『アサヒ芸能』(徳間書店)に掲載された「見たくない紅白出場歌手ランキング」では、

「大物ぶって鼻につく」
「見飽きた感が絶大」

 などの理由で不名誉な1位となった和田は、紅白歌合戦出場が納得いかないアーティストを一般人1000人に聞いたアンケートでもダントツ。約40%が「納得いかない」と答えている。

 11月30日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、ダウンタウンの松本人志(51)が紅白出場歌手について、

「毎回なんで出られるの?っていう人は何人かいますよね。6人くらい」

 と誰かは明言しなかったものの、視聴者の共感を呼んで話題になった。

「2013年に北島三郎を卒業させた時点で『来年の卒業は和田だろう』とNHK関係者は話していたのですが……」

 と首をかしげるのは、ある週刊誌記者。和田の人気凋落は数字にも裏打ちされており、2013年に歌手生活45周年を記念して秋元康に作詞を依頼した『今でもあなた』のシングル売り上げは、1000枚足らずだったそうだ。

 存在感はともかくとして、歌手として実需のない和田アキ子。そろそろ「後陣に道を譲る」ことを視野に入れるべきかも知れない。

(取材・文/チロル蝶子)