アギーレジャパンの初戦、ウルグアイ戦が5日に行われた。アギーレ監督は初陣に招集したメンバーリストについて、「自分で選んだ」と語っていたけど、それが本当なら先が思いやられるね。選手の特徴をまだ把握していないことは明白な試合内容だった。

森重真人をアンカーに置く中盤の3枚はゲームメーカータイプがおらず、90分を通じてリズムが生まれなかった。田中順也をインサイドで試すのはいいが、左ウィングの岡崎慎司とかぶるシーンも多かった。それによって長友佑都が上がるスペースも少なかったね。また、岡崎がCKを蹴ったシーンは日本中がびっくりしたんじゃないかな。

初招集で先発した2人についても、招集に足る理由が明確に示されたとは言いがたい。ただし、センターフォワードに起点を、そしてDFラインに左利きでフィードの送れる選手を置きたいという意図は理解できた。

アギーレの目指すサッカーを見せるには、まだまだ時間がかかる。まずは選手の顔と名前、そして特徴を把握すること。ビジネスに忙しい協会とメディアは一戦一戦大げさな煽りをすると思うけど、次のベネズエラ戦も交代枠すべてを使い切り、戦力把握に有意義な試合にしてほしいね。