ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが応援する国はことごとく敗れるなどど、日本のテレビでも、「ミック・ジャガーの呪い」が話題になっているが、ミックがはじめてイギリスの音楽紙NMEでそれについて発言した。

2010年のワールドカップ以来、ミックが応援していると公言した国は6試合連続で敗れている。そのため、ブラジルのファンは決勝トーナメントに入ると、ミックの等身大の写真に対戦相手のチリやコロンビアのユニフォームを着せて、スタジアムに持ち込んでいたりした。そのおかげでもないだろうが、ブラジルはこの両チームを退けて、準決勝のドイツ戦に臨んだ。

しかし、ミックが息子のルーカスとともにスタンドで観戦したドイツ戦で、ブラジルは7−1というブラジルサッカー史上かつてない大敗を喫したのだ。そのため、ブラジルのファンたちのミックに対する態度は一変、いまやミックのことを「ブラジル史上最悪の呪い」と批判している。

しかし、NMEに対してミックはそうした反応を一笑に付し、「わかったよ、それじゃドイツの1点目は僕が責任を取ろうじゃないか。だけど、残り6点は僕のせいじゃないさ」とコメントしている。

なお、今大会でのミックの呪いと言われているのはほかに、
1 試合前に「頑張れ」とツィートしたイングランドはイタリアに2−1で敗れた。
2 リスボンで行われたストーンズのギグで、ポルトガルが大会に優勝すると宣言したものの、ポルトガルはグループリーグ敗退。
3 ローマでのストーンズのコンサートの際にはイタリアがグループリーグ最終戦でウルグアイに勝つと話したところ、1−0で負けている。