25日放送、NHK「サンデースポーツ」では、「日本代表 柿谷曜一朗 苦悩と本音」と題し、日本代表FWとしてW杯での活躍が期待されるも、Jリーグでは開幕から10試合ノーゴール(今季1得点)と不安が残る柿谷曜一朗が、セレッソ大阪の先輩・森島寛晃と対談した様子を伝えた。

今月15日に収録された対談では、柿谷が「期待に応えたくて」と切り出すと「ゴールもずっと出来なかったですし、自分ではプレッシャーを感じてないつもりだったり、焦りっていうのは感じてないつもりでもどっかで体が緊張しているのかなと思いながらやってた」と、ここまでのシーズンを振り返った。

それでも「悔しがってる暇があるなら、誰かに次はしっかり点を獲らしてあげる」と頭を切り替えてプレーをしていたという柿谷は「ホンマにはやくゴールしたい気持ちはあった。でもチームが勝つためにまず、という風にやってた」と続けた。

だが、W杯の舞台ではどうするのか――。「もちろん、自分が活躍したい。でも、それだけじゃ優勝とか勝ち進んでいけないのかなと思うんですけど、でも、ホンマ世界最高峰の大会じゃないですか。どっかでエゴが出てくるじゃないですか。ここは横にパス出したら点が入りそうだけど、でも自分で打ちたい。それは全部の試合であると思うけど、W杯になったらもっとそれが出そうなんすね」。

こう自らの胸中を激白した柿谷は、森島から「Jリーグでは獲ってないという想いが爆発力に繋がっていくと思う」と声をかけられると、「そうですね。楽しみですね」と返すや、改めて「1点獲りたいです」としみじみと語った。