ブラジルのサンパウロ州でこのほど、3歳女児がレイプされる事件が発生。町の自警団が容疑者と思われる男の身柄を確保したが、「見せしめ」と称してなんとその男性自身をカットしてしまった。

ブラジル・サンパウロ州セヴェリニアのある牧場で、このほど3歳の女の子が性的暴行の被害にあうという痛ましい事件が起きた。ほどなくして自警団は、フランシスコ・デ・ソウザ・デ・カストロ(Francisco de Souza de Castro)という農場で働いていた66歳の男の身柄を確保したが、人々は今、「彼らにそこまでする権限があるのか。恐ろしい」との声をあげている。

警察はもちろんあるが、日頃の防犯活動や非常時に備え、市町村ごとに自警団が発達しているブラジル。サンパウロのメディア『Estadao』が伝えているところによれば、自警団はなんとカストロのペニスを切断し、指3本分の指紋をスライスしてしまった。カストロはバレトスにある「サンタカサ・デ・ミゼリコルディア病院」に運ばれたが、医師はそれらの接合手術が不可能と判断したという。

カストロに意識があったため、そうした残虐な行為を働いた自警団のメンバーについてはじきに明らかになるであろうとして、地元警察は速やかに取り調べを行うとしている。ちなみにそのレイプ行為について、犯人は「警察官だよ」と言って女の子に近づいたもようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)