現代人は塩分の摂りすぎだと言われています。塩分の摂りすぎは心疾患や腎疾患の原因と言われていますが、塩分の摂りすぎは美容にとっても良くないことばかり。塩分過多はむくみや肥満の原因となるからです。今回は、体から塩分を抜いてむくみを除去し、さらに健康的に美しくなれる「塩抜きダイエット」をご紹介します!

■体から塩分が減れば体重が減る?!

塩分を摂り過ぎると体内の塩分濃度が高くなります。体は塩分を一定の濃度で保とうとするため、入ってきた水分を溜め込むことで塩分濃度を薄めようとします。こうして体は余分な水分をため込み、むくんでしまうのです。さらに余分な水分が体にあると代謝が落ちやすくなるため、太る原因にもなってしまいます。

逆に言えば、体の塩分濃度を下げれば、余分な水分が体外に排出され体重が落ちるのです。また代謝もアップするため脂肪がつきにくく痩せやすい体質になります。

■塩分の摂りすぎはシワの原因に?!

塩分の摂りすぎは浮腫みや肥満の原因になるとお話ししましたが、さらに恐ろしいことに老化をも招いてしまうのです。塩分は血管を硬く・細くし血流を悪くしてしまいます。血流が悪くなることで体に老廃物が溜まり老化していくのです。

また、塩分を摂りすぎると体内のナトリウムが増加し、肌の保水力を高めてくれる細胞内液細胞内液が奪われてしまうため、シワができやすくなります。

■塩抜きダイエットの方法

塩抜きダイエットは3日間行います。塩抜きダイエットの前後1,2日間は塩分の摂りすぎに気を付け腹8分目の食事をしてください。

では肝心の塩抜きダイエットのやり方を紹介します。

1、 外食、加工食品、スナック菓子など塩分の多い食事を徹底的に避けるダイエット名の通り、塩分を極力摂取しない食事を心がけましましょう。塩分の多い外食や加工食品、スナック菓子などを避け、果物や野菜を中心の食事にします。また塩分含有量の少ない食材を選ぶようにしましょう。参考: 食塩相当量の多い食品と、食品の食塩相当量の含有量一覧表(http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/salt.html)

2、水をたくさん飲む体の中に残っている高濃度の塩分が水を溜めこみ一時的にむくみがでるかもしれませんが、怖がらずにたくさん水を飲みましょう。体内の塩分が薄くなったところで水分の排出が始まります。怖くても少し我慢して水や利尿作用のあるお茶を飲みましょう。

3、野菜や果物に多く含まれているカリウムは、体内の塩分を排出する働きがあります。塩抜きダイエット中の3日間は、積極的に野菜や果物を摂るようにしましょう!ただし、ドレッシングやソース、醤油など塩分が多い調味料を使わないように気を付けてください。

■塩抜きダイエットは3日間がルール

塩抜きダイエットは3日間が目安です。というのも、いくら現代人が塩分を摂りすぎだとはいえ、塩に含まれるナトリウムやカリウムは体にとって欠かせない成分だからです。塩分が不足するとめまいのような症状がでたり、疲れが取れにくくなってしまいます。また少しややこしいのですが、塩分不足はミネラルのバランスを崩してしまうため、むくみの原因となります。塩抜きダイエットは3日で終わらせ4日目からは塩分の摂りすぎに気をつけながら普通の食生活に戻しましょう。

■終わりに

いかがでしたか?塩抜きダイエットは痩せるためにというよりも、より健康な体でいるための健康法としてぜひトライしてみてほしいです。私もとてもむくみやすい体質なので健康のために塩抜きダイエットに挑戦してみようと思います!

(佐々木仁美/ハウコレ)

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