9月24日、映画『おしん』の完成披露会見と舞台挨拶が都内で行われ、濱田ここね、上戸彩、稲垣吾郎、泉ピン子、小林綾子、井頭愛海、ガッツ石松、満島真之介が登壇した。

オーディションで2500人の中から選ばれた、おしん役・濱田ここねさんが「よろしくお願ぇするっす。」と深々と頭を下げて挨拶する姿は、会見に集まった記者を深く頷かせるほど、まさに「おしん」そのものの愛くるしさだった。

おしんの母・ふじ役の上戸彩さんは、この役を演じるにあたって相当なプレッシャーを感じたとのことだが、「プレッシャーはまだあります。やはり、このふじ役をやってよかったなと思えるかは、これから映画を観ていただく皆さんの反応次第だと思います。プレッシャーも不安も撮影に入る前と変わりません。でも、テレビでふじを演じた泉ピン子さんや、試写でこの映画を観た皆さんが、私の演じたふじを観て本当に感動したと言ってくださいました。他の作品を褒められるより今回は何倍も嬉しいです。」と現在の心境を語った。

濱田ここねさんは記者からの「おしんを演じて、周りから何か言われましたか」という質問に「周りの方からは、よく頑張ったね、辛かったでしょって、言葉をいただくのですが、上戸さんに褒めていただいたり、とても優しくしてもらった分、“倍返し”できたらいいと思います。」と答えて、会場から大きな笑いをとった。

しかし、その言葉に続いて、記者の質問や、泉ピン子さんのコメントも半沢直樹の話題から延々と離れられず、上戸彩さんが「話が逸れてませんか」と釘を刺す場面もあった。

舞台挨拶では、おしんのライバル・加代役の井頭愛海さんを泉ピン子さんが絶賛し、「この子は買いですよ!絶対に出てきます。第二の上戸彩です。」と声を高くして推すほどだった。

同じ事務所の上戸彩さんも「社長もデビュー当時の私によく似ていると言ってました。井頭さんは力まずにナチュラルに演じていて、私が何年もかけて築き上げたものを1本でこなしていました。」と褒めた。

映画『おしん』は10月12日(土)より全国公開!


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映画「おしん」公式サイト