(台北 24日 中央社)日本でカネボウの美白化粧品による「白まだら」被害が拡大する中、台湾でも54人が肌に同じ症状が現れ、診察を受けていることが分かった。

「中国時報」が24日付けで報じたところによると、これまでに「カネボウの美白化粧品で肌がまだらに白くなった」との被害を訴えているのは181人。このうち、58人は肌の症状と問題の化粧品に直接の関係がないことが確認されたが、残り123人の44%にあたる54人は、カネボウ製品の台湾販売代理店、「東方美企業」の職員同伴で診察を受けているという。

また、日本と同様に台湾でも今月4日、問題の化粧水や乳液の自主回収が始まったが、23日までに製品の返品や交換を申し込んだ消費者は1万5288人と、対象となった化粧品を購入した人の62%を占めている。

(編集:羅友辰)