米ルーカスフィルムは、『スター・ウォーズ』(以下、SW)の世界を舞台にすえた新たなアニメシリーズ『Star Wars Rebels』を発表した。

このアニメシリーズは、映画『〜 エピソード3 シスの復讐』と『〜 エピソード4 新たなる希望』の間にまたがる、これまで映像化されたことのない歳月に時代を設定。この20年近くにわたる期間に、帝国は銀河の覇権を手中におさめつつあり、ジェダイ騎士の生き残りを追跡する一方、帝国に反旗を翻す勢力も形作られていく。

アニメシリーズとしてはこれまでに、カートゥーン ネットワークで5年間にわたり放送された『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』が人気を集めていたが、米ディズニーによるルーカスフィルム買収にともない、2ヶ月前に打ち切りになったばかり。その製作スタッフの多くが本作に投入されているようだ。

製作総指揮および第1話の脚本を担当するのは、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『シャーロック・ホームズ』『Mr.&Mrs. スミス』などの映画を手がけたサイモン・キンバーグ。さらに、『〜クローン・ウォーズ』の製作スタッフだったデイブ・フィローニや、アニメシリーズ『スペクタキュラー・スパイダーマン』『ガーゴイルズ』のグレッグ・ワイズマンも製作総指揮を務める。声の配役はまだ明らかになっていない。

ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は今回の発表にあたり、「SW世界の新たな領域を探検することをこの上なく楽しみにしています。『Star Wars Rebels』は、親子二世代に愛されるSWの外見やフィーリング、楽しさをもつ作品になるでしょう」とコメントしている。

また、SW公式サイトでは、製作総指揮者のひとりフィローニが、新プロジェクトについて説明する動画も公開されている。これによると、SWのキャラクターやメカデザインなどを視覚化した伝説のクリエイターで、昨年逝去したラルフ・マクォーリーのコンセプトアートをベースに、本作のビジュアルを構築しているとのこと。旧三部作以来のSWファンにとっても興味深い作品になりそうだ。

放送時期は2014年秋の予定。まず、米ディズニーチャンネルで1時間枠の特別番組として放送し、そのあと米ディズニーXDでシリーズ作品として放送。世界市場への配給も進めるという。また、ドイツで今年の7月26日から28日にかけて行われるイベント「Star Wars Celebration Europe」で映像の初公開が行われるということだ。

なお、実写映画では、2015年夏に公開予定の『スター・ウォーズ エピソード7』(J・J・エイブラムス監督)を皮切りに、毎年1本のペースで新作が公開されることがすでに明らかになっている。(海外ドラマNAVI)



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