FAカップ3回戦が5日に行われ、ウェストハムと日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・Uが対戦。2−2の引き分けに終わり、再試合となった。
 試合後、マンチェスター・Uのアレックス・ファーガソン監督が、引き分けを振り返り、以下のように語った。

「まだ勝つ抜く可能性も残されているよ。過去何年かは運に見放されて難しいチームとの対戦が続いていた。今日も多くのチャンスを作っていたので、もし1−2のまま負けていたら、かなり驚いていただろうね」

「ウェストハムと対戦する際は、しっかりとセットプレーに対応しないといけないんだ。彼らはリーグでも1番と言えるほど、空中戦に強い。しかし、今日の守備は全く対応できていなかった。同じようなクロスやポジショニングで、ジョー・コールのクロスからジェームズ・コリンズに2ゴールも許したわけだからね」

「先制点は素晴らしい流れから生まれたね。本来ならば、前半の時点でリードを奪っていても不思議ではなかった。つまり、守備の改善が絶対的に必要ということになるよ。ライアン・ギグスとダニー・ウェルベックのシュートがクロスバーを越え、トム・クレヴァリーも枠を外した。シンジのシュートがブロックされたのを見て、『今日はチームの日ではないのかもしれない』と思ったほどだったよ」

「(後半ロスタイムの同点ゴールは)ライアンからのパスも素晴らしかったが、ロビン(ファン・ペルシー)のファーストタッチは素晴らしかった。間違いなくワールドクラスのプレーだったよ。誰もが、彼の持って生まれた才能だと思ったはずだよ。試合終了まで残り数分で、チームにとっても大きなゴールだった」

「選手は揃っているし、再試合の時期には負傷者も全員チームに戻っているはずだよ。ナニは練習を再開して、間もなく出場できるようになる。フィル・ジョーンズを含む守備陣も来週中には全員揃うよ。豊富な選手層があるのだから、最大限に活用するまでだね」

[写真]=Getty Images