2012年が終わりを迎えつつある中、シドニーFCのFWアレッサンドロ・デル・ピエーロは、オーストラリアでの初の夏を楽しもうとしている。同選手はシドニーでの冒険について、ここまではすべてが素晴らしかったと話した。『メディアセット・プレミアム』のインタビューで明かしている。

「ここまでは、オーストラリアは本当に幸せな島であり、そこを見つけることができて僕は満足していると言える。去年は、今自分がいる場所にいるなんて考えもしなかった。でも、今はオーストラリアが僕の今、僕の現実だ。イタリアと比べると、もう少し普通の生活を送ることができている。中心部で散歩したり、買い物に行ったりできるんだ。トリノでも常にプライバシーは尊重してもらっていたけどね。こういうことは、もう少し難しかったんだ。

「僕はこの新たな冒険に臨み、この土地が提供できるチャンスを発見していきたい。サッカー? 雰囲気はもっとずっとリラックスしているね。イアン・クルーク監督が辞任したのが、僕のような選手があまりにストレスになるとか、難しいとか考えたからというのは事実じゃない。ここでは誰もが学ぶ意欲にあふれているし、イタリアで学んだことを教えられることに僕は満足しているし、誇りに思っているよ」

現在中国で指揮を執るマルチェッロ・リッピ監督について、デル・ピエーロはこうコメントしている。

「僕と彼はまだ連絡を取っている。まだ僕はすごく若いから、一緒にまた仕事をする時間はあるさ。冗談はさておき、よく彼に連絡しているよ。最近も、僕らの経験を話すために連絡した。彼がうまくやっていることはうれしいね。リーグとカップ戦を制覇したんだ。いつものように、彼はその軌跡を残している。彼の監督としてのクオリティーに議論の余地はないんだ。ほかの指揮官たちと同じように、彼とも良い関係を維持できてうれしく思っている」