新生銀行は28日、20代〜50代のサラリーマンを対象に実施した「2012年サラリーマンのお小遣い調査」の結果を発表した。

同調査は、4月23〜24日の期間にインターネット上で行われ、1,000名から有効回答を得た。

まず、1カ月のお小遣い(昼食代含む、以下同)はいくらかと尋ねたところ、平均3万9,600円と2011年の3万6,500円から3,100円アップした。

年代別にみた場合、最も多かったのは50代で昨年比5,400円増の4万2,300円。

以下、20代が同300円減の4万1,100円、30代が同5,200円増の3万9,400円、40代が同2,000円増の3万5,500円と続いた。

一方、理想とする1か月分のお小遣いは平均6万7,200円で、昨年の6万1,300円から5,900円増加。

この結果、理想額と現実額の差は2万7,600円となり、昨年の2万4,800円からさらに広がったことが分かった。

1回の昼食代は平均いくらかと聞くと、昨年の490円から20円増加し、510円に。

世代別に見ると、20代が昨年比70円増の530円、30代が同40円増の530円、40代が同30円増の510円とアップしたのに対し、50代は昨年比30円減の490円と唯一減少した。

1回の飲み代の平均金額は、昨年の3,540円から680円減少した2,860円。

これは、調査史上最低額となり、2009年には5,170円だった飲み代がわずか3年でほぼ半分に減ったことが分かった。

年代別に見ると、20代が昨年比750円減の2,870円、30代が同600円減の3,140円、40代が同810円減の2,620円、50代が同530円減の2,830円。

また、未既婚別では、未婚者の1回の飲み代が同970円減の2,600円となっており、昨年から大幅に減少したのが目を引く。

また、仕事後の月間外食回数は、昨年の2.9回から0.5回減少した2.4回だった。

お小遣いの面から見て、この1年の日常生活はどうだったかと質問したところ、半数以上の58.5%が「苦しい」と回答。

反対に「ゆとりがある」は41.5%だった。

年代別に「苦しい」と答えた割合を見ると、20代が46.7%、30代が56.4%、40代が68.6%、50代が62.2%と、年代が上がるにつれて”苦しい派”が増える傾向にあることが判明。

一方、20代は「ゆとりがある」が53.3%を占め、唯一過半数を超えた。

お小遣いが足りなくなったときの対応として、最も多かったのは「使わずに我慢する」の70.2%で昨年の60.1%から10.1ポイントも増加。

以下、「預貯金を取り崩す」30.1%(昨年33.0%)、「家計から捻出する」19.2%(同22.8%)、「クレジットカードなどを利用」10.7%(同12.1%)と続いた。