地下鉄サリン事件などで特別手配されていたオウム真理教元幹部・菊地直子容疑者(40)が3日夜、逮捕された。このニュースを受けてある感慨深い思い出話を、ブログに綴っている女性がいる。元おニャン子クラブで女優の生稲晃子(44)である。

菊地直子容疑者が特別手配されたのは、今から17年前。当時は街中に手配書が貼られ、テレビでも頻繁に顔写真が放送され、警察も血眼になって菊地容疑者らの行方を追っていた。

6月4日付の生稲晃子のブログ『AKKO REVOLUTION』によると、菊地容疑者らが特別手配された当時、都内では頻繁に検問が行われていたようだ。その日も夜間に車を運転していた生稲は検問の為、車の窓を開けて警察官と顔を合わせた。

「今、菊地直子を捜しているんだよね。あれ? 似ているなぁ」と、彼女の顔を見た警察官の言葉である。警察官からの思いもよらぬ発言に、動揺してしまったという生稲。だが、まだ結婚前の“生稲”姓の免許証を警察官に提示すると、彼女が芸能人だと分かってくれたらしい。そして「お〜、頑張ってね」と、励まされたそうだ。

17年という長い逃亡生活を経て、「ほっとした」と供述しているという菊地直子容疑者。いまだ残る多くの謎を、本物の菊地容疑者の口から語られる日はくるのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)