海外組が揃い踏みしたアゼルバイジャン戦は2−0で日本が勝った。

まずポジティブだったのは、久しぶりに代表復帰となった本田圭佑から、非常に強い意識を感じられたことだ。何かインパクトを残したい、そのためにチャレンジする、という気持ちが前面に出ていて、チームを推進していた。香川へのライバル心もあるのか、あのギラギラした感覚は非常に気持ちのいいものだったね。現在の代表チームには欠かせない存在であることを改めて知らしめた。本番前に、彼がプレーできたのはポジティブなポイントだったね。
 
長谷部のコンディションは悪かった。試合から遠ざかっていたこともあり、45分間でいっぱいいっぱいだったように見えた。その一方、ドイツで自信をつかんだ細貝が台頭し、香川は素晴らしい個人技を見せ、岡崎は相変わらず計算できる選手だった。個々でコンディションにばらつきがあるなか、これから最終予選に向けてどんなふうにチームを組むか、非常に見どころだね。

また、宮市、酒井、高橋らが初キャップを記録した。報道では宮市に大きな注目が集まったけど、この試合だけを見れば、予選でオプションとして使えるかどうか微妙なところだろう。まだ青さがあるというか、緊張でバタバタしていたね。清武のデビュー戦とは雲泥の差だったように思う。

気になったのは、試合後のピッチ上のインタビューで、協会がいの一番に宮市をテレビカメラの前に連れて行ったことだ。そこに、どうも興行的な匂いを感じてしまう。日本代表戦はアイドルのステージじゃないんだ。見世物はいらないよ。それは、宮市本人のためにもならない。若く素晴らしい才能なのだから、冷静に見守っていくべきだね。

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