29日に行なわれた第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会は、J2のFC東京と京都サンガが決勝に進む結果となった。J2同士の対戦は、史上初めてのこと。FC東京はJ1のC大阪を、京都はJ1の横浜F・マリノスをそれぞれ破ったが、この波乱が意外な方向に波紋を巻き起こしている。

格下であるJ2チームに敗れる波乱に怒ったJ1チームのサポーターと思しき人間が、すでに確保していた天皇杯決勝チケットを燃やす暴挙に出たのだ。燃やした人間自身によってアップロードされた写真はtwitter上で広まり、サッカーファンからのコメントが殺到している。

ネット上では「燃やしたくなる気持ちはわかるがそれをアップするのはなんだかなあ」「お前そのチケットよこせ!」「可哀想な位のクズ」「燃やすのと捨てるのとにそんな差はない」「やっぱり根本的に彼とはわかりあえないな」「ふざけてるにもほどがあるわ」「この人だけでなく、関係する会社だか法人だかまでイメージが悪くなるのに」など、多様なコメントが集まった。

チケット自体は購入者の所有物であり、どう処分しようが自由。しかし満員が予想される天皇杯決勝、その貴重なチケットを焼却する様子をネットにアップする行為は、ある種の挑発や話題集めと見られても仕方がないだろう。

余計なファウルをしない、プレー時間を伸ばす、相手を尊重するといったスポーツマンシップは、世界を制したスペイン代表やバルセロナにも共通するもの。仮にこの行為に及んだのが当該チームの応援者なら、サポーターにこそ他者を尊重する態度が求められるのではないだろうか。

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