ありとあらゆる物質が対象となりうる現代美術であるが、現代美術作品の展示で有名なパリのポンピドゥー・センターで現在、意外なモノを使った『芸術作品』が、期間限定で展示中である。

ポンピドゥー・センター内にある通路の壁そして天井一面を覆う、カラフルで透明な何か。実はこれ、合計8万個のコンドームが使われた、れっきとした芸術作品である。

一見挑発的なこの作品は、アイルランド人芸術家のBryan McCormack氏によって作成されたもの。『生命の保護』と名付けられた作品名からも、McCormack氏からの深いメッセージが込められていると感じられる。

だがMcCormack氏は、「コンドームというと、どうしても性、避妊、エイズ、あるいは宗教といったイメージがどうしても浮かんで来るが、そうした重いイメージは一旦脇に置いてもらって、この作品はネオ・ポップの作品の1つとして気軽に見てもらいたいですね」と語る。実際、この展示を目にした人々のほとんどは楽しんで鑑賞し、中には「哺乳瓶が展示されているのかと思った」などと話す観光客もいたようで、重々しくない、明るい雰囲気の展示が想像できるのではないだろうか。

McCormack氏のこの展示は来月5日まで、ポンピドゥー・センターの各階の通路にて鑑賞できる。
http://www.centrepompidou.fr/Pompidou/Manifs.nsf/0/
A4081F9BAC0A77D8C125792D0031C013?OpenDocument&sessionM=2.2.2&L=2&form=


(TechinsightJapan編集部 椎名智深)

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