三陸沖を震源に発生した東北地方太平洋沖地震で、台湾気象局は今回の地震のエネルギーが、台湾で1999年9月21日発生した大地震および、阪神大震災の約256倍にあたり、広島原子力爆弾の1.1万発の破壊力に相当すると推定した。台湾メディアの聯合報が報じた。

 東京大学地震研究所の古村孝志教授によれば、今回の大地震は西暦869年に宮城県沖で発生した「貞観地震」に類似しているという。

 古村教授はまた、今回の地震は典型的なプレート境界型地震だと指摘、2005年8月に発生した三陸沖地震(M7.2)の震源域にずれ残った部分があり、その部分が今回の震源になった可能性があると指摘した。(編集担当:畠山栄)



■最新記事
津波の被害は地震そのものよりもはるかに大きった=中国
被災地住民は秩序たもつ=中国メディアの大津波ルポ
M8.8大地震、中国が救援隊派遣の用意があると表明
M8.8大地震、中国「日本人は困難に打ち勝てると信じる」
50の国・地域に警報観測、太平洋一帯に津波到達