カージナルスのヒックスが今季最速の104.2マイルをマーク

 米大リーグ、カージナルスの“速球王”ジョーダン・ヒックス投手が21日(日本時間22日)のメッツ戦で今季最速となる104.2マイル(約167.7キロ)をマーク。昨季、人類最速タイの105.1マイル(約169.1キロ)を計測した右腕の快速球をチームが動画で公開。ファンを驚愕させている。

 うなりを上げてミットに飛び込んだ。9回からマウンドに上がったストッパー、ヒックス。2死一塁で打席にはラガレス。カウント1ボール2ストライクからの5球目だ。外角低めにズバリ。打者のバットは動かない。見逃し三振で3アウトだ。

 この1球はなんと、104.2マイルを計測。2019年シーズンのMLB最速となった。

 カージナルスは公式ツイッターに動画付きでフォーカス。今季の球速トップ10を紹介しているが、上位10球はすべてヒックスという驚異的な事態となっている。

ヒックスが今季の球速トップ10を独占

「2019年の最速ピッチング
1 ヒックス (STL):104.2
2 ヒックス (STL):103.7
3 ヒックス (STL):103.0
4 ヒックス (STL):102.8
5 ヒックス (STL):102.4
6 ヒックス (STL):102.3
7 ヒックス (STL):102.3
8 ヒックス (STL):102.1
9 ヒックス (STL):102.1
10 ヒックス (STL):102.1」

 投稿に対してファンからも「なんてこった。絶好調だな」「普通じゃない」「凄いな!」「もし自分がバッターだったら、彼とは対戦したくない」「信じられない!」などと驚愕の声が上がっている。

 圧倒的なスピードボールで驚かせ続けるヒックス。人類最速の更新、そして前人未到170キロ到達へと夢は広がっていく。(THE ANSWER編集部)