【AFP=時事】2019年の「世界報道写真(World Press Photo)」コンテストの大賞が11日発表され、母親と共に米国境当局に拘束されて泣きじゃくる女児の写真が選ばれた。撮影者はゲッティイメージズ(Getty Images)のベテランカメラマン、ジョン・ムーア(John Moore)氏。

 写真の光景は、ホンジュラス人のサンドラ・サンチェス(Sandra Sanchez)さんとその娘ジャネラ(Yanela Sanchez)ちゃんが昨年、メキシコから米国に不法入国した後に拘束された際のもの。審査員らは、この写真には「心理的性質を持つ特異な暴力」が表現されていると評した。

 米政府は数千人の移民を子どもから引き離して収容する政策を取り、かねて批判を浴びていたが、この写真が世界中のメディアに掲載されると非難が広がった。米税関・国境警備局(CBP)はその後、ジャネラちゃん親子は別々に収容されたわけではないと説明したが、審査員らは、大衆の激しい怒りが「ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領による昨年6月の政策転換につながった」とした。

【翻訳編集】AFPBB News