2019年2月16日、地主のYさんとパワーエステート株式会社が突然GIGAZINE第一倉庫をショベルカーで破壊。法的な正規の手続きを一切無視して破壊するのは「建造物損壊」ではないのか?ということで警察が被害届を受理したその翌日、3月28日に新たな地主「日新プランニング株式会社」が2回目のショベルカーによる破壊を強行。そして4月1日、日新プランニング株式会社はさらに3回目の破壊をしに来ることがわかりました。

◆2019年03月29日 23時00分

ある日突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか? - GIGAZINE



◆2019年03月31日 20時02分

続・ある日突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか? - GIGAZINE



◆ショベルカー、三度登場

日新プランニング株式会社による2回目の破壊が行われる前日夜の間に、防衛のために貼っていた「登記簿のコピー」「表札」などを何者かがGIGAZINE第一倉庫から盗んだのですが、警察によると「スーッと入れる」状態だと中のモノを盗まれても文句が言えないということを聞かされたので、今度はそうならないようにするため、コーナンへ向かいます。



急場しのぎですが「スーッと入れる」状態にしないことが目的なので「立入禁止」の立て札や結界用テープを購入。



標識ロープ(トラロープ)もゲット。



防犯カメラが記録していることを告知するシールなども貼ることにします。



そのままだと持ち去られる危険性があるので名前を書きます。



できました。



立入禁止でなおかつ防犯装置作動中。



玄関のドアも日新プランニング株式会社が手配した解体業者が勝手に処分してなくなっているので、簡単には入れないようにしておきます。



立入禁止でなおかつ防犯カメラ作動中。



そうしてエイプリルフール記事を更新している最中の4月1日午前8時半過ぎ、ショベルカーを搭載したトラックが到着。



1回目や2回目と決定的に状況が違うのは、記事を読んで駆けつけてくれたGIGAZINE読者が多数いること、近所の人がみんな今回の事件を知っていること、です。



「本当にショベルカーが来た」ということでGIGAZINE第一倉庫とショベルカーを記念撮影する多数のGIGAZINE読者。さらに今回の解体業者がなんと1回目と同じ解体業者であることが判明。1回目の事情を既に知っている(=GIGAZINE第一倉庫の持ち主は編集長)以上、解体作業はできないはず。

写真中央の男性が1回目のショベルカーの運転手と同一人物。



ほかにも1回目の時にいたのと同じ作業員が何名かいることを確認済みです。1回目は名前が聞けなかったので、今回は会社名・氏名・連絡先を質問したのですが「オレたちは上から言われてきただけだから何も答えられない」「上に聞いてくれ」と繰り返すばかり。「ではその『上』の会社名・氏名・連絡先を教えてください」と言うと、「それは教えられない」とのこと。現場にいる作業員に片っ端から会社名・氏名・連絡先を教えてくれるようにお願いしましたが、誰も教えてくれませんでした。

さらに作業員の人たちが現場での指示を仰ぐために相談していたのがこの男性。



どうやら「解体業者を手配した男性」、つまり解体作業の発注主のようです。この男性にも会社名・氏名・連絡先を質問してみました。



解体業者を手配した男性「それもオレに言うなや」「この子(=ショベルカーの運転手)もかわいそうや」「オレは(上から)言われたから、来てるから」

ここで「解体業者を手配した男性」の携帯電話に着信がありました。

解体業者を手配した男性「もしもし。社長、これはもう仕事できないですわ」「カメラで撮られて」「オレに言っても仕方ない」「オレもわからへんがな」「おたくらな、オレとやってもいっしょやって。やる相手が間違ってるんちゃう?」

編集長「上の社長とは一体誰ですか?」

解体業者を手配した男性「ええやんか。調べんかいな」

編集長「名前は?名刺は?」

解体業者を手配した男性「お前出せや」

登記簿を渡してこちらの名前を教えようとしたところ、「こんなもん知らんがな、こんなもんお前、アホちゃうか!!」と罵られ、渡した登記簿を地面に投げ捨てられました。これら一連の様子はすべてGIGAZINE読者多数が撮影している目の前で行われ、動画で記録済みです。

さらに「解体業者を手配した男性」は「多数の何者かに取り囲まれている」と虚偽の110番通報をその場で警察に行い、すぐに西淀川警察が駆けつけました。



駆けつけた警察は2回目の際に来てくれた警官と同じ人たちだったのでスムーズに現状を理解してもらえたのですが、「だからこんなことになる前に民事だから、ちゃんと話し合えと言ったでしょう」とのこと。



しかし、そもそも上記のように会社名・氏名・連絡先を質問しても答えず、その上の「責任者」の会社名・氏名・連絡先を質問しても一向に答えようとしない状態でした。それどころかGIGAZINE第一倉庫前に来ているからには日新プランニング株式会社の関係者のはずなのですが「それも答えられない」とのこと。



結局、3回目の解体が始まりましたが、警察とGIGAZINE読者多数が現地でずっと見張り続けているため、さすがにGIGAZINE第一倉庫の破壊はできず。



それどころか次々と解体現場での不備をその場にいるGIGAZINE読者多数から指摘され続けることに。



ついには駆けつけたGIGAZINE読者の「公安」の方から、警備に関する不備と不手際に関する指摘を受け、「このまま解体を続行すると犯罪に問われるかもしれない」と気付いたショベルカーの運転手が「こんな状態で仕事をするのはイヤだ」と言って、解体業者の社長に電話、GIGAZINE第一倉庫に解体業者の社長が来ることになりました。



1時間後、やって来た解体業者の社長にここまでの事情を説明したところ、「こんな面倒な仕事を続けるわけにはいかない」「ココ(=GIGAZINE第一倉庫)の件は二度と引き受けない」と言い捨て、撤収。その際、会社名・氏名・連絡先を質問しましたが、無視されました。

その際、2回目の破壊に立ち会っていた日新プランニング株式会社の社員と思われる男性も再び登場。会社名・氏名・連絡先を質問しましたが、無回答でした。



解体業者を手配した男性と何か話した後、二人とも立ち去っていきました。



その後、今度は若い男性を連れてもう一度やって来たので、再度両名に会社名・氏名・連絡先を聞いたのですが、やはり答えず。



というわけで、3回目のショベルカーによる破壊はGIGAZINE読者多数の協力によって、なんとか回避することに成功しました。本当にありがとうございました。



◆手続きを粛々と進める

また、GIGAZINE読者からは山のように「こういう手続きをしておくべきだ」という情報提供を受けています。

まず「滅失登記の申出」に限らず、ありとあらゆる方法で登記簿を改ざんしてくる可能性があるため、法務局に行き、これまでの「ある日突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか?」を見せ、さらに1回目・2回目・3回目の破壊について写真資料を交えてここまでの状況を説明、既に被害届も受理されていることを伝えたところ、「不正登記防止申出書」を受け付けてもらいました。



最大の理由はもちろん無断の「建造物等損壊」です。データベース上ではロックがかかった状態になったため、こちら側で定期的に更新し続ける必要はありますが、万が一、勝手に登記を書き換えられても対抗しやすくなりました。たとえ正規の手続きを装って登記簿を書き換えようとしても、あとから元に戻しやすくなった、というわけです。

加えて、この手続き後、関連するすべての土地・建物についても法務局で徹底的に調べてもらいました。これが結果的に法務局内で周知してもらうことにつながります。この調査の結果いろいろなことがわかりました。



次に大阪駅前第2ビルへ向かいます。



大阪市梅田市税事務所にやってきました。



固定資産税担当(土地・家屋)の窓口へ行き、「ある日突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか?」ということで1回目・2回目・3回目の破壊についてこれまでの事情を写真資料付きで説明。納税していることを根拠に「この土地の上に、この建物がある」という証明書を発行してもらいました。



一見すると「何の意味が?」と思われる手続きと証明書ですが、日新プランニング株式会社などがさらに解体を続行しようとしたときに効いてきます。逆に言えば、日新プランニング株式会社などがこれ以上めちゃくちゃなことをしない限りは効いてきません。



ほかにもいろいろな手続きがあるので、同時並行的に進めているところです。

◆「反社会的勢力」ではないのか?

・4月3日(水)

日新プランニング株式会社を名乗る男がGIGAZINE第一倉庫にやって来て、日新プランニング株式会社へ連絡するための電話番号を置いていきました。

・4月4日(木)

日新プランニング株式会社に事実確認をするため、GIGAZINE新本社から電話したところ「日新の顧問的な存在の者」だという「ニイヤマ」氏が登場。4月7日(日)に2名で茨木市にあるGIGAZINE新本社へ来訪するとのこと。その際になぜ名前を言わないのか、なぜ名刺を出さないのか、ということを質問したところ、「名刺を渡してもちょっと受け取るような雰囲気やない」とのことでした。名刺を出さない人は怪しいのではないかと指摘したところ「潔白でね、そういう流れもお話さしてもらいますけどね」「うち普通の不動産屋」とのこと。

以下が日新プランニング株式会社の謄本の一部です。



上記の謄本のことを示し、「本当に不動産屋さんなのか?」というのを尋ねたところ、「とりあえずわかってほしいのはね、ちゃんと看板上げた、もう言うてもうち何十年やってる会社ですよ。大阪市内でね日新プランニング言うたら『えーっ』みたいなそんな会社じゃないです、普通の会社、不動産屋」とのこと。なぜ不動産屋なのにこんなにいっぱいあるのかと聞いたところ「今、総合的にあれもこれもラーメン屋やってる不動産屋とか、例えば。うん、飲食やってるとか」とのこと。「正業は不動産屋さん?」と質問したところ、「そうです、間違いなく。ちゃんとした。顧問弁護士もいます」とのことでした。

・4月7日(日)

日新の顧問的な存在「ニイヤマ」ともう1名の計2名が来訪。

以下が「日新の顧問的な存在」と思われる人。



同行してきたもう1名、株式会社エムズ・ジャパンの営業Kさんの顔を見ると、なんと3回目の破壊の際に「こんなもん知らんがな、こんなもんお前、アホちゃうか!!」と罵ってきた本人と同じでした。



「来訪者記録」名簿に自筆で記帳してもらい、その際に株式会社エムズ・ジャパンKさんにはちゃんと名刺を出してもらったのですが、なぜか日新プランニング株式会社の顧問的な存在「ニイヤマ」は「名刺は後で出す」と主張、大会議室へ移動していきました。

事実確認を進めたところ、株式会社エムズ・ジャパンの営業Kさんから以下のような説明を受けました。

Q:事前に建物の登記簿を調べたか

A:調べていない。仲介のパワーエステート株式会社と、地主のYさんから、「何も問題はない」と言われた。

Q:調べていないとすればなぜ調べもせずに誰の所有か分からない建物を壊そうとしたのか

A:仲介のパワーエステート株式会社と、地主のYさんから、「何も問題はない」と言われたから。

Q:誰が建物を壊すことを指示したのか

A:日新プランニング株式会社

その後、こちらから以下の3つを伝えました。

1:ショベルカーで破壊したことを謝って欲しい

2:これ以上勝手に破壊しないで欲しい

3:破壊した部分を修復して欲しい

すると「それはできない」と顧問的な存在「ニイヤマ」が答え、立ちあがって大声をあげ始め、さらに「警察呼べるなら呼んでみい!」とすごみ始めたので、すぐに編集長が110番通報。



茨木警察署から警官数名が急遽駆けつけました。



顧問的な存在「ニイヤマ」は警察から身分証明を求められ、カバンの中を探りながら足早に会議室の外へ逃げようとしました。



しかしすぐに警察官が後ろから追いかけてつかまえ、事情を聞いていました。



また、茨木警察署にGIGAZINE読者がいたため、「あのショベルカーの記事の件か!」ということで非常に話はスムーズに進みました。

警察と編集長の立ち会いのもと、株式会社エムズ・ジャパン営業Kさんが話した内容は以下の通り。

・株式会社エムズ・ジャパンは日新プランニング株式会社と何らかの資本関係にあると聞いている。日新プランニング株式会社の子会社のようなものが株式会社エムズ・ジャパン。

・株式会社エムズ・ジャパンの社長と、日新プランニング株式会社の社長は友達だと聞いている。

・日新プランニング株式会社から「あの建物を解体しておいてくれ」と言われたら、解体業者を手配するのが自分の仕事。ほかの会社からの解体依頼も受けている。

・1回目の解体依頼は元地主のYさん本人から受けた。

・2回目と3回目の解体依頼は日新プランニング株式会社から受けた。

・日新プランニング株式会社はパワーエステート株式会社に350万円〜400万円ほどを仲介料として払ったと聞いている。

・元地主のYさんとパワーエステート株式会社からの説明では「更地」で買うはずだったが、「地面の上に家が建っているが、編集長が嫌がらせをしているだけなのでそのまま壊して問題ない」と言われた。

・(その主張を信じた根拠は何かと問われて)「そう上から言われているだけで根拠はわからない」

とのことでした。

さらに最後に、株式会社エムズ・ジャパンKさんに「反社会的勢力の排除に関する誓約書」にサインして欲しいと言って渡したところ、

「それは無理、できない」

と言われ、拒絶されました。その場には茨木警察署の警官もいたため、「サインできない」というのがわかった途端にすさまじく険しい顔と目つきに一瞬で変わり、株式会社エムズ・ジャパンKさんをにらみつけていたのが印象的です。

その際、茨木警察署から、

・既に1回目の破壊については被害届が出ているため、今回の件については西淀川警察に連絡しておく

・2回目の破壊と3回目の破壊については早急に告訴した方が良い

・今回の日新プランニング株式会社の社員を名乗る男の言動やこれまでの暴力的破壊行為、徹底的に名乗らないという行為、警察がいる目の前での「反社会的勢力の排除に関する誓約書」にサインするのを拒否する行為、すべてが確かに怪しい

・念のため公益財団法人大阪府暴力追放推進センターへ相談・通報するべき

とのことでした。

「反社会的勢力」の可能性ありとのことで、その日のうちに公益財団法人大阪府暴力追放推進センターにFAXで情報提供したところ、翌日に折り返し電話があり、以下のようなことがわかりました。

〇公益財団法人大阪府暴力追放推進センター

・既にネットで検索して事件については把握している

・とんでもないことなので、西淀川警察が表向きやる気がないように見えたとしても、被害届を受理している以上、何もしないということはない。

・警察が受理している以上、こちらから警察にどうこうとは言えないが、相手が反社っぽいことをにおわせてきたら即座に110番して欲しい。

・また、新たに得た情報は積極的に西淀川警察へ提供し続けてもらいたい。

・1件目で受理しているから、2件目と3件目は別の民事だと警察が主張したとしても、壊されている建物は同じなのだから、そんなことにはならない。

・念のために告訴した方がよい

・また、弁護士の方からアクションを起こそうにも現地(=GIGAZINE第一倉庫)に来た相手の連絡先がわからないというのは確かに厄介。

・本人が特定できないとしても、乗ってきた自動車のナンバーであるとか、顔写真であるとか、全身の写真であるとか、映像であるとか、そういうのは積極的に記録して残していって欲しい。

・そういう記録を積み重ねていくことで、警察が相手を特定できたとき、あるいは弁護士が何かの照会をして相手の正体がわかったとき、非常に役立つ。必ず相手を追い詰めることができる。

・また、たとえ反社ではないとしても、反社と思われるような行動をしたり、それどころか確認も取らずにショベルカーで一方的に破壊するなどというのは誰が見ても許されることではない。

・そうであるにも関わらずこの期に及んで、まだ「謝罪しない」「壊さないと約束するのを拒否」「修理修復も拒否」というのは、明らかにおかしい。

・つまり「謝れ」「壊すな」「直せ」と要求すべきだろう。

・そのあたりも含めて追加で、大阪府警へ相談・情報提供するべき。警察組織ではそういうのはすぐに連携される。一度連絡をしてみてはどうか。

前日の茨木警察署に続き、公益財団法人大阪府暴力追放推進センターも記事の内容を既に把握していたため、相談は非常にスムーズで、なおかついろいろなことを具体的にアドバイスしてもらいました。いろいろなところにGIGAZINE読者がいるようです。

というわけで、次は大阪府警に相談してみました。

〇大阪府警察本部捜査第四課暴力団対策室

・既に西淀川警察に被害届を出しており、なおかつ担当部署が「強行犯係」なのであれば、同じ西淀川警察の「暴力犯係」というところにも連絡が必ずある。

・先日の4月7日(日)に茨木警察署が来たのであれば、その情報は西淀川警察にも共有され、大阪府下の全ての警察に共有される。大阪府警が連絡を受けた場合、所轄の警察署に情報を回すため。

・特に反社、あるいは反社的な行動を取る人間ということであれば必ずマークするし、照会をする。今回のようなのは非常に悪質。

・反社だから、あるいは反社的な行動をしているからといってすぐに逮捕して取り調べるというわけではないが、今回の件で「何も名乗らない」というのをし続けるのは確かにおかしい。

・既に先日、茨木警察署が来て相手をその場で取り調べて帰しているということは、相手(=日新プランニング株式会社の顧問的存在)の身元を確認したため。なのでもしも今後、相手が再び今回のような反社的な行動を取るのであれば、すぐに事情を聞くことになるし、場合によっては逮捕することももちろんあり得る。だからもし今回と同じようなことがあるのであれば、すぐ110番通報して欲しい。

・もしも相手が居直ったり、居座ったり、自分の身元を明らかにしなかったり、不当な要求をし始めたり、理不尽な言動をしたり、とにかくちょっとでも「普通の企業ではない」「こんなことはしないはずだ」と感じることがあれば、遠慮無く110番通報して欲しい。

・また、暴力的な行為、破壊的な行為、脅迫的な行為、そういうのは反社に限らず、誰であろうとそんなことをしてはならない。嫌がらせも言語道断。すぐに110番通報して欲しい。

・相手方の会社が「顧問的な存在」と称した人物を出してきて、その人物が「名刺を渡すと構えられるからあとで出す」「地元では有名」などと言った時点で、反社かあるいは反社的なことをにおわせている。おかしい。

・不動産会社の場合、問題が起きたときにそういう「反社っぽい見た目と言動の強面の人」を出してくるというのは確かによくある。悪質。反社ではないが、逆に反社っぽいことをして話を有利に進めようとしてくることがある。そういう場合でもすぐに110番通報して欲しい。そういうことをしてはならない。

・「反社会的勢力の排除に関する誓約書」にサインすること自体を最初から強烈に拒否・拒絶したというのも確かに怪しい。逆に言えば、「反社会的勢力の排除に関する誓約書」にサインするように求め、サインしないのであれば、相手と話をしない・話ができないというのは当たり前。「反社会的勢力の排除に関する誓約書」にサインしないのに、一方的に交渉を強制してくる、約束させようと迫ってくるというのも反社的な行動なので、すぐ110番通報して警察を呼んで欲しい。どこの警察を呼んでもかまわない。あとで情報共有されるため。

・最近は「うちのバックには〇〇組がついている」などという直接的な物言いはさすがに減っているが、それを逆手にとって、反社っぽい振る舞いをする悪質な企業、今回のように「顧問」と称したり、わざと粗暴な物言いをしたり、まるでヤクザかのような言動をするという者は増えている。そんなことを警察は許さない。安心して110番通報して欲しい。

・そういう不審な企業や人物の情報はすぐに共有される。茨木警察署だろうが西淀川警察だろうが、どこでも電話で通報して情報提供して欲しい。今回の件は西淀川警察なので、新事実が判明したら情報提供しておいて欲しい。

・なお、もしも不安であれば、大阪府警察本部の「暴力団対策一係」というところに照会をかけるという方法がある。この窓口であれば、企業とか役所から「この人暴力団員じゃないですか」という問い合わせに対して調べることができ、現時点で登録されているかどうかというのをお答えすることができる。もしも茨木警察署や西淀川警察から「問い合わせるべきではないか」と言われたらすぐに電話して欲しい。

確かにGIGAZINEもこれまでさまざまな会社へ行きましたが、その際に「反社会的勢力の排除に関する誓約書」にサインすることは何度もありましたし、逆にGIGAZINEに来訪する企業や人物に対して「反社会的勢力の排除に関する誓約書」へサインしてもらったことも何度もあります。これまで一度も拒否されたことはありません。今回、初めて「反社会的勢力の排除に関する誓約書」へのサインを拒否した人を見ました。

また、これまでの先方の対応を見ていくと、徹底的に会社名・氏名・連絡先を答えようとしないことがわかります。このことは大阪府暴力追放推進センターの「暴力団対応10則」にも明記されていました。

具体的な対応要領(暴力団対応10則) 公益財団法人大阪府暴力追放推進センター

相手がどこの誰かを確認する

法的手続等求めるため、重要です。

通常の応対同様

・名刺の提示を要求する

・面会人簿冊に記入させる

・質問して聞き取る

等の方法により、相手の住所、氏名、団体名、電話番号等を確認してください。

代理人と称した場合、必ず委任状を確認すること。

暴力団の考え

おれの名前、警察に言われるとやばい。

名前も聞きよらん、だいぶびびっとるな。あと一押しや。


今回用意した誓約書は警視庁の「暴力団排除条例 Q&A」からリンクされていた公共財団法人 暴力団追放運動推進都民センター作成による表明・確約書のPDFファイルをもとに作成したもので、相手方と契約をするわけではありませんが、あまりにも相手が名乗らないので、確認と自衛のために作ったものです。

結局、今に至るまで「日新プランニング株式会社」の社員を名乗る者からは一度も名刺を提示されていません。「日新プランニング株式会社の顧問的な存在」である「ニイヤマ」が本当に社員だったのかは確認不能で、委任状も見ていません。そして、これまでGIGAZINE第一倉庫を破壊した解体業者のうち誰一人として、会社名・氏名・連絡先を答えませんでした。

そのため、今後もし現場に新たな解体業者が現れたり、あるいは日新プランニング株式会社関連からコンタクトがあった場合、まずは「反社会的勢力の排除に関する誓約書」にサインしてもらうことにしました。警察は「民事だから話し合え」と言いますが、「反社会的勢力の排除に関する誓約書」にさっと迷わずサインしてくれないような相手とは、普通に進められないのではないでしょうか。