あまりライオンには見えないけど、一応「ライオンカレー」なんです――。

千葉市動物公園(千葉市若葉区)の飲食施設「森のレストラン」が提供しているカレーが、思わぬ形で注目を集めている。ライオンをモチーフにしているはずなのに、別の動物にしか見えないというのだ。

そのカレーが、こちらである。


いま、このメニューが「カレーの海から息つぎに出てきたアザラシ」に見えるというツイートが話題になっているのだ。こうした指摘に、レストラン側はどう反応するのか。Jタウンネットが取材すると...。

担当者もぶっちゃけ

話題になったのは、フィギュアの原型師として知られる柳生敏之さんのツイート。「森のレストラン」で販売されている「キッズカレー」(500円)の写真を撮影したものだ。

しかし、カレーの海から出てきたアザラシとは何とも上手い表現で、確かにそう言われてみるともうアザラシにしか見えない。つぶらな瞳が、そう思わせるのだろうか。

このツイートには、「アザラシにしか見えない 可愛い」「アザラシすぎますね!」「パンダかなと思うけどかわいいものはかわいい」といった反応が。筆者にはアザラシに見えるが、パンダ派もけっこういるらしい。

Jタウンネット編集部が2019年3月12日、こうした話題についてレストラン運営会社の担当者に聞くと、

「ツイート、見ました。確かに、アザラシに見えますね...」

と率直な回答が。その上で、

「もう2年くらい『ライオン』のモチーフで提供しているんですが、お客様からも『ライオンには見えない』という声がよく出ていました。やっぱり、あまり似ていませんよね(笑)」

と笑いながら話していた。

実は森のレストランでは、こうした「似てない」という客の反応を踏まえて、ちょうどキッズカレーのリニューアルを検討中だという。そこで筆者が「アザラシカレーにしてみたらどうですか?」と提案すると、

「う〜ん。千葉市動物公園には、アザラシがいないんですよね。いれば、それでよかったんですけど......」

との回答が。残念ながら、「アザラシカレー」の実現は難しそう。

ちなみに、千葉市動物公園にはパンダもいない。となると、「パンダカレー」の実現もなさそうだ。