昨年7月にマッサージ店から派遣された30代女性従業員を自宅で乱暴したとして、強制性交の疑いで逮捕された俳優の新井浩文容疑者。その影響が過去作品にも広がり始めたことで、テレビや映画業界が騒然となっている。

 今年は、出演映画2作が公開を控えていたという新井容疑者。だが、6月公開を予定していた『台風家族』は公開延期が決定。また、年内公開予定だった『善悪の屑』もW主演作のため、撮り直しは困難とみられている。名バイプレーヤーとして知られる新井容疑者の出演作品は130本以上にも上ると言われ、配給会社は今後の対応に追いやられているようだ。

 そんな新井容疑者を巡って、因縁のバトルが繰り広げられているという。今回の逮捕報道でも“元カノ”として女優の二階堂ふみや夏帆らの名前が報じられているが、両者は“共演NG”のリストアップ入りを果たしているようだ。

 新井容疑者は2013年3月、当時18歳だった二階堂との熱愛が『日刊スポーツ』の報道で発覚。12年1月公開の映画『ヒミズ』の共演をきっかけに交際に発展したというが、14年12月、同紙の報道で破局したことが明らかになっていた。

 そして2016年5月、今度は一部週刊誌で夏帆との熱愛を報じられた。同年8月、都内で行われた出演舞台の制作発表会見に出席した夏帆が、新井容疑者との交際について、報道陣から「順調ですか」と声をかけられ、笑顔で会釈して会場を後にしていたという経緯がある。

 「負けず嫌いの二階堂は、他の女優にライバル心を抱きやすいようだ。無論、自身が交際していた新井容疑者との熱愛発覚をきっかけに、夏帆に対しても嫉妬心を露わにしたという。若くして“大人のオトコ”を知り尽くしている二階堂にとって、自分とタイプの違った夏帆が一段と気に入らなかったようだ」(芸能関係者)

 当然、2人が鉢合わせすることがあれば何が起こるかわからない。映画賞の授賞式などでは、両者が接近しないように関係者が配慮するそうだ。

 さらに、こんな情報まで飛び出した。両者の関係に一層輪をかけた人物が、歌手・星野源だという。

 新井容疑者と別れた二階堂は、2015年10月に星野との交際を『フライデー』(講談社)に報じられた。だが、夏帆と星野は13年に出演した映画『箱入り息子の恋』で共演し、キスシーンにも挑んだ間柄。もともと、星野の大ファンだった夏帆と意気投合した2人は交際間近だったと囁かれていたのだ。そのせいか、夏帆は二階堂と星野の熱愛報道に大きなショックを受けたようだ。その当てつけから、新井容疑者と交際に発展したとの噂もある。両者のオトコを絡んだ“抗争”は第2幕へと発展していたようだ。

 オトコ絡みの“共演NG”は周囲も気を使い、非常に厄介だという。おまけに、永久に解除されることがないというだけに、キャスティングにも頭を悩まされる。若手女優の交際相手は共演した俳優がほとんどと言われている。それだけに、人気俳優を巡って女優たちのバトルが頻発している現状である。

 新井容疑者の逮捕に至り、今後は“黒歴史”として付きまとう羽目になった両者。交際中の逮捕劇でなかったことが、せめてもの救いであろう。過去の“想い出”は闇に葬り、新たな恋のお相手に注目したい。