イギリスにある男女共学の学校で、昼食を取る際に驚くべき習慣が生徒たちに課されていた。ここの女子生徒たちは男子生徒が昼食を食べ終ってからでないと食事がとれないという。『The Sun』『BBC News』などが伝えている。

英バーミンガムのアル-ヒジュラ学校(Al-Hijrah School)が、「教育水準監査院(Ofsted)」から「不当な男女差別」を行っていると指摘を受けた。実はこの学校、2016年に既に同様のことで指摘されていた。

イスラム教の教えを中心に運営されている同校では、780人もの生徒が学んでいる。初等教育(小学校)では男女一緒に教育を受けているものの、中等教育(11歳〜)では男女の授業は別々となり、休み時間や昼食時も生徒が関わりを持つことは許されていない。

当時Ofstedから指摘を受けた原因は、この学校の昼食時の習慣にあった。ここでは男子生徒が先に昼食をとり、女子生徒は彼らが食事を済ませた後でなければ昼食をとることが出来ないのだ。

これにより2016年にOfstedから監査を受けた際に「学校として不適切」という最低評価を下され、翌2017年には高等裁判所から「違法な性差別」として男子生徒と女子生徒に格差をつけるような昼食のとり方を中止するよう命令が出ていた。

しかしながら、昨年10月の監査でも学校側が命令に従っていないことが発覚した。Ofstedの企業戦略責任者であるルーク・トライルさん(Luke Tryl)は、このように明かす。

「この学校は男子生徒の昼食後に女子生徒が食事をするという男女差別をまだ実施している。また、教科書にも性差別的な内容や女性への暴力を奨励するかのような教育を続けています。」

ルークさんはこの現状を先月30日に「女性と平等特別委員会」にも訴え、教育省に働きかけるよう求めていた。バーミンガム市議会によると、暫定委員会が同校に対して今年9月からの中等教育部の閉鎖を要求しているということだ。

ルークさんは「我々は同校を正式に調査する予定ですが、宗教の自由を訴える学校側と、法による強制執行を訴える側との対立があるのは間違いありません。我々がどんなに手を打っても政府や教育省が本腰をあげない限り、学校の方針を変えることは難しいのです」と語っている。

画像は『The Sun 2019年1月31日付「SCHOOL SPLIT Muslim school ‘stops girls from eating lunch until after boys have finished’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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