18日放送、日本テレビ「news zero」に、サッカー日本代表の槙野智章が出演。クラブ・ワールドカップ(W杯)準決勝で、鹿島アントラーズは王者レアル・マドリーに惜敗すると予想した。

レアルとの一戦を「この先10年、20年ないかもしれない数少ないチャンス」と評した槙野。MCの有働由美子から勝てるか問われると、槙野は「十分に勝てるチャンスはある」と答える。

要注意人物に挙げたのは、レアルの主将セルヒオ・ラモス。サメのように相手に食ってかかるDFで、激しいプレーでスタジアムやピッチ上の雰囲気を変えられるのが持ち味と賛辞を寄せる。一方で、「サメって意外と集中力が切れる部分もある。そこを逃さないことが鹿島の勝因」と指摘した。

逆に鹿島のキーマンに挙げたのは、19歳の安部裕葵だ。初戦でも活躍を予見していた槙野は、有働から称賛されると「僕はサッカー選手なんです。サッカーのことなら僕に何でも聞いてください」と胸を張って笑いを誘う。

途中出場ながら「この落ち着きとゲームを変えられるようなプレー」を見せた安部について、槙野はイルカのような賢さも持っていると指摘。ピンチになりかけた瞬間にファウルで相手を止めたプレーなど、「守備にも回る、しっかりと走って戦える」と称賛した。

だが、肝心の勝敗予想を聞かれると、槙野は「鹿島の頑張りを期待して、1-2の敗戦」と回答。先制点は獲れるとしたうえで、「そこからレアルが意地を見せるかに注目」「本当は勝ってほしいんですけど、やっぱり底力があるレアルが勝つのではないか」と答える。

こういうケースでは日本のチームの勝利を予想するのが一般的だが、槙野は「サッカー選手としてサッカーの面白さ、強さというのを分かっています」と誇りをのぞかせた。

この忖度なしの予想に、ネットでは「流石」「負け予想で草」「嘘でも勝つって言って」「鹿島勝つからな!」など、様々な反響を呼んでいる。