東京ディズニーリゾートが台風でも休園しない理由

2018/09/29 19:05 ウェザーニュース

今年開園35周年を迎えた東京ディズニーリゾート。当初は休園日を設けていました。しかし、1999年からは、東日本大震災で1ヵ月余り臨時休園を余儀なくされた期間を除けば、休園することなく1年中開園しています。東京ディズニーリゾートは台風などの悪天候でもなぜ休園しないのでしょうか?

来園を楽しみにしている方々のために

「ゲストの方々は前々から東京ディズニーリゾートに来ることを楽しみにしています。ゲストのみなさまに安全にお楽しみいただける状態であれば、台風が接近するからといって休園にはしません」と言うのは運営会社のオリエンタルランド広報部です。そう言い切るには理由があります。「当園の施設の4分の3は屋内にあるので、台風に限らず強風や豪雨などの悪天候でも屋内のアトラクションなどをお楽しみいただけます。お車などで来園する方もいらっしゃいますし、ご宿泊のホテルによってはパークまでの送迎バスをご利用する方もいらっしゃいます」(同)

台風時にも開園していた

東京ディズニーリゾートが位置する千葉県は、これまで台風にたびたび襲われています。たとえば、2015年の台風26号。伊豆大島で大規模な土石流を引き起こすなど全国で40人の犠牲者を出しましたが、房総半島にも接近しました。東京ディズニーリゾートに近い千葉県・船橋の観測所では、1時間降水量58.5mm、瞬間最大風速23.3m(10月16日)を記録していますが、この日もいつも通り開園していました。「台風や強風、落雷などの悪天候では、あるレベルになったらキャストはゲストの安全を守るために、どのようにご案内するかといったことを取り決めています」(同)

ちなみに、東京ディズニーランドは悪天候だと通常の夜のパレードを休演しますが、雨の日限定のミニパレード「ナイトフォール・グロウ」を行っています。光のマジックによってさまざまな色に輝くフロートに乗ったミッキーやミニーたちが雨の日限定のコスチュームを着て登場します(中止する場合もある)。

悪天候だと待ち時間が少なくなる?

台風でも開園する東京ディズニーリゾートですが、来園者は当然少なくなります。日頃は長時間待ちのアトラクションも行列しなくてすむかもしれません。「悪天候だから来園するというお客様も確かにいます。ありがたいことですが、東京ディズニーリゾートは青空を背景にした大きなステージでゲストのみなさまにお楽しみいただけるコンテンツがたくさんあります。ぜひ、晴れの日も楽しんでください」(同)東京ディズニーリゾートの年間入園者数は延べ3000万人を超え、日本一のテーマパークですが、休園日なしの営業努力にみられるようなホスピタリティがすべてに貫かれているのですね。