石川県出身の声優能登麻美子さんが2018年9月14日未明放送のネットラジオ番組「能登麻美子 おはなしNOTE」(文化放送・超A&G+)で結婚と妊娠を報告した。熱烈なファンが多い能登さんのおめでたい報告に、ネット上では14日早朝からアニメファンの様々な思いがあふれた。


ラジオで報告(Jackhoomersさん撮影、Wikimedia Commonsより)

唯一無二の「能登ボイス」に「あの声で育てられたら」...

能登麻美子さんは1998年に声優デビュー。苗字は「能登」だが、同じ石川県でも出身は金沢市。「地獄少女」閻魔あい、「マリア様がみてる」藤堂志摩子、「君に届け」黒沼爽子、「ケロロ軍曹」アンゴル=モア役などで、多くの人気アニメに出演し、最近でも「ポプテピピック」第11話でピピ美を演じるなど長く第一線で活躍を続けている。

能登さんといえば、浮世離れした澄んだ声色が何よりも特徴。非常に独特な声質の持ち主だが、この声で少年少女から大人の女性まで演じ分けてしまう引き出しの広さで、多くのアニメキャラを演じてきた。その能登ボイスには熱烈なファンが多く、かつては2ちゃんねるなどのインターネットでは「能登かわいいよ能登」が流行語となり、00年代のオタク文化の中でちょっとした有名人になっていた。

能登さんの結婚報告を受けて、ネット上では、

「能登さんおめでとう! 石川の誇り」
「能登ボイスで育てられるお子さんがうらやましい」
「あの声で童話や子守唄を聞かせられたら並みの声では満足できないのでは」

といったファンの声があふれていた。

ちなみに石川県は、能登さんのほかにも寺島拓篤さん、新谷良子さん、洲崎綾さんといった、近年人気の声優を輩出している土地でもあったりする。