Surfaceシリーズは、日本マイクロソフトから発売されている2 in 1タブレットとラップトップです。
2 in 1シリーズに関しては、タブレットとタイプカバーがマグネット式の接続で利用でます。タブレットとしての使い勝手とノートパソコンの利便性を兼ね備えたシリーズとして人気の高いシリーズとなっています。

そのSurfaceシリーズに、最軽量、最薄の小型モデル「Surface Go」が日本でも発売になりました。

Surface Go日本版は、
・メモリ4GB/ストレージ64GBモデル「MHN00014」(64,800円税抜き)
・メモリ8GB/ストレージ128GBモデル「MCZ00014」(82,800円税抜き)
この2種類が2018年8月28日に発売となりました。
海外モデルは、399ドルから、という廉価な設定でした。
しかし日本はバンドル版Officeソフトの利用者が多いという理由から、Office Home & Business 2016がバンドル版となり、Officeナシがある海外版よりも高い価格設定となっています。

スペックとしては、
・ディスプレイは10インチ(1,800×1,200ドット)
・CPUはPentium Gold 4415Y(2コア/4スレッド、ベース1.6GHz)
・OSはWindows 10 Home in S mode
・本体の厚さは8.3mm、重さは約520g、
・最長9時間動作
となっています。

別売りオプションのキーボード「Surface Goタイプカバー」は、従来のSurfaceシリーズとは互換性がなく、独自のマグネット接点となっています。
日本語配列以外に、US配列もリリースされています。
「Surfaceペン」も別売りで、4,096段階の筆圧感知に対応しています。

充電はSurface Connectから専用充電器による充電のほかに、USB Type-Cからの充電に対応しました。このため、モバイルバッテリーなどからも充電が可能となっています。

通信関連は、
・無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
・Bluetooth 4.1
となりますが、今後、LTEモデルがリリースされることがアナウンスされています。

Surface Goを写真で紹介します。


Surface Goのパッケージ



タイプカバーUS配列と接続した例



端子は右側にあり、Surface Connect、USB Type-C、ヘッドフォン口があります。



Surfaceの特徴であるキックスタンドは無限段階で調整可能



キックスタンドの裏側にmicroSDメモリスロットがあります。



Windows 10 Home in S modeはWindows 10 Homeに無償で切り替えが可能。Windows Storeから行います



Surface Go(左)とSurface 3(右)の比較写真(Surface Go発表会にて撮影)



Surface Goは従来のSurfaceと比較すると、とても小型になっており、可搬性が良くなっています。スペックとしては、それほど高くないため、あくまで小型な本体が必要なモバイルシーンで活用するモデルとなっています。

しかし、小型のSurfaceの登場は、従来のSurfaceユーザーから要望も多かったため、注目を集めています。
特に、同サイズのiPadと比較しても、
・パソコン用OSが搭載されている
・タイプカバーというキーボードが専用で用意されている
このことは、モバイルでPC作業をするユーザーにとってのメリットは大きいといえるでしょう。

日本向けモデルは、Officeバンドルなため海外に比べて価格が高いという問題はありますが、フルPCで小型な2 in 1のWindowsタブレットの利便性は高く、ニーズが上がる可能性が大いにあります。
その意味でも、Surface Goの動向は注目です。


伊藤浩一