レンジャーズ一塁手のプロファーの頭脳プレーが話題に

 米大リーグで頭脳的なプレーが脚光を浴びている。平凡な飛球を打者走者の動きを見て落球。もう少しで併殺完成というシーンを、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」がツイッターで公開。「これは確かに賢いプレー」などと米ファンを唸らせている。

 いかなる時も油断は禁物だ。6日(日本時間7日)のレンジャーズ-マリナーズ戦での一コマだった。1回表のマリナーズの攻撃。一塁に走者を置いて打席には2番のセグラ。M.ペレスのボールを打った打球は内野、一塁方向へ高々と舞い上がった。フェアゾーンだったが、早々に諦め、ベンチに戻ろうとするセグラ。次の瞬間だ。

 一塁手のプロファーは実に冷静だった。ぎりぎりまで捕球するそぶりを見せながらも、直前でキャッチをやめたのだ。すぐに二塁へ転送し封殺してから、一塁へ送球。慌てて走り出したセグラは間一髪でセーフだったが、肝を冷やしたに違いない。併殺なら完全なボーンヘッドとなる場面だった。

「Cut4」はこのシーンを公式ツイッターで公開。ファンからはプロファーへの称賛と、打者セグラへの呆れの声が上がった。

「これは確かに賢いプレー」「セグラ、いったい何をやっているんだ」

「これは確かに賢いプレー。セグラがベンチに戻ろうとしていたからね。こういうことがあるからポップフライでも一塁まで常に走らないといけない、ということだ」

「もしセグラは併殺になっていたら、嫌というほどこの事に言及されていただろう」

「セグラ、一体全体なにをやっているんだ」

 フェアゾーンに飛べばいかなる時でも走らねばならない。そんな基本を思い起こさせるプレーだった。(THE ANSWER編集部)