鳥栖に加入後3試合でプレーもいまだノーゴール

 サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、Jリーグデビューから3試合に出場しているが、いまだノーゴールとなっている。

 チームへの適応を進めている段階にあるが、クロアチアメディア「tportal.hr」は、トーレスが今季限りで鳥栖を退団する可能性を指摘している。

 トーレスは7月22日に行われたJ1第17節ベガルタ仙台戦(0-1)に途中出場してJリーグデビューを飾ると、第18節ジュビロ磐田戦(0-0)、第19節清水エスパルス戦(0-1)と2試合連続でスタメン出場しているが、いずれもノーゴールに終わっている。

 記事では「なぜこのようなクラブが名高いトーレスと契約できたのか、いまだに信じられない」と見出しを打って特集。トーレス加入後も勝ち星がなく、6戦未勝利(4分2敗)で17位と降格圏内に沈む鳥栖のチーム状況に警鐘を鳴らしている。

「アトレチコ、リバプール、チェルシー、ミランなど数多くのビッグクラブでキャリアを積んできたストライカーが、絶望的な状況を迎えているクラブとサインし、日本のJリーグの底辺で苦しんでいる。実際にトーレスが契約してからも、チームの状況は変わっていない」


トーレスの早期退団の可能性も指摘

 また、現状を打破できなければ、トーレスの早期退団の可能性も出てくると指摘している。

「トーレスはこれまで小規模なクラブでプレーしたことがなく、現在の立場ではキャリアに何かの違いを生み出すことは起こりそうにない。場合によっては、今季限りで鳥栖との共闘が終了を迎えることになるかもしれない。それはこのチームがリーグ降格対象の筆頭だからだ」

 中国やアメリカ、オーストラリア、欧州各国から数多くのオファーが届いていたトーレスだが、今後のチーム状況によっては、今季限りで別れを告げる可能性も低くはないのかもしれない。


(Football ZONE web編集部)