仕事が終わり、満員電車に揺られて家に帰る。喉はカラカラである。乾きを我慢して風呂に入り、1日の汗を流し、さっぱりしたところで冷蔵庫を開ける。中には冷えたビールが私の喉を通るのを今か今かと待って……いない! なんということだ! 冷蔵庫に入れておくのを忘れている! 痛恨のミスである。キンキンに冷えたビールはまさに琥珀色の神秘。4000年前、はるか昔のシュメール文明からの贈り物だ。しかいぬるいビール、いや、もはやビールとも言えない苦い炭酸の水は、仕事帰りのストレスを倍増させるだけである。今から冷蔵庫に入れて冷やすのでは意味がない。なんとかならないものかといつものごとく「教えて!goo」で調べてみることにした。

■ほどなくして、「飲み物を早く冷やす方法」という質問を発見。

回答を見ていくと「氷水で軽く絞ったタオルを缶ビールに巻きつけ 扇風機で風を当てると早く冷えます」(kotokoさん)や「ボウルに氷水をはって、浸ける。これが一番てっとりばやい。」(amukunさん)などの情報があった。

タオルは濡らすと乾かさなきゃならない……(面倒)。ボウルに氷水ということは氷が必要だけど作ってない……。困った。

さらに回答を見ていくと、「冷蔵庫や冷凍庫に直接入れるのではなく、缶を濡らして入れることがより効果があります」(hirocyanさん)という情報が! これだ!早速試してみよう。

■2分待てばキンキンに冷える

用意するものはキッチンペーパーのみ。

まずキッチンペーパーを水で濡らし、絞って水を切る。そのキッチンペーパーを缶に巻きつけ、冷蔵庫に入れる。

あとは2分ほど待つだけ。これでキンキンに冷えたビールが出来上がるのだ。

■なぜキンキンに冷えるのか?それは理科で習ったアレですよ

なぜこの方法ですぐに冷えるのか。

水は蒸発するときに、周りのものから熱を奪っていく。お風呂上がりに体を拭かずにうろうろしていて、湯冷めしてしまった経験がみなさんもあるだろう。これを蒸発熱といい、夏の打ち水や、水飲み鳥のおもちゃにも応用されている。

濡れたものを巻きつけることで、蒸発熱によりビールが早く冷える、というのがこの裏技のメカニズムだ。もちろんビールだけでなく缶ジュースでも使える。

そうこうしているうちに2分経過。よし、ビールをいただくぞ。

う〜ん!旨い。最高。皆さんも飲み物を冷やし忘れたら試してみて欲しい。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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