今年デビュー20周年を迎えた浜崎あゆみのアリーナツアー「ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 〜POWER of MUSIC 20th Anniversary〜」のファイナル公演が本日(7月22日)大阪城ホールにて開催され、約2年2ヶ月ぶりとなるアルバムの発売と秋からの全国ライヴツアーの開催が発表された。

「ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 〜POWER of MUSIC 20th Anniversary〜」はタイトル通り”POWER of MUSIC(=音楽の力)”をテーマに、これまでのライヴで行ってきたダンサー、パフォーマーの派手な演出はあえて控え、ストリングスを中心にしたバンド編成で、楽曲も全編オーケストラアレンジが施されていた。

ライヴの幕開けはアカペラから始まった『forgiveness』。壮大な世界観のストリングスアレンジで観客を惹き付け、ひとつひとつの言葉を丁寧に語りかけるように歌うayu。途中、感極まって涙ぐむところもあったが、最終日まで走りきった想いやそんなayuを見届けに集まった多くのファンへの想いが込められているように見えた。

定番曲『evolution』や『SURREAL』も今回のライヴのために大幅なリアレンジが施され、新鮮な響きに。また、2000年に発売されたシングル『vogue』に収録され、これまでライヴで一度も歌われたことがなく、ファンにとっては幻の1曲とも言える『ever free』も歌唱。『SEASONS』『TO BE』といった人気曲なども披露され、浜崎あゆみの持つ音楽の力を存分に感じることのできるセットリスト構成だった。

そんなライヴのアンコールの幕が開けると同時に、突如LEDにて4大発表の文字が映し出され、昨年行われたツアー「ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR 2017」の大阪公演と沖縄公演の初映像化、秋からのライヴツアーの開催、さらに、アルバム『TROUBLE』が8月15日に発売されることが発表されると、歓喜の声で会場が埋め尽くされた。

そのまま聴き覚えの無いイントロが流れ始めるとアンコール1曲目として待望の新曲を初披露。デビューしてからの20年間を支えてきてくれたファンに対する感謝の想いを綴っているかのような歌詞に、思わず涙を流す観客も多く見られた。

新曲歌唱後には、「君がくれた20年でした」と、決して浜崎あゆみ1人で歩んで来たわけではないというこれまでの道を振り返りながら、「これからも末長くよろしくお願い致します!」と強い意気込みを語り、ラストの『A Song is born』まで高らかに歌い上げ、本公演は幕を閉じた。

4月より約3ヶ月間行われてきたこのツアーは浜崎あゆみデビュー20周年イヤーの序章に過ぎなかったのか。夏に発売される新たなアルバム、秋からのライヴツアーと、精力的な活動を続けるayuから目が離せない。