中国は13億人を超える人口を抱える国だが、国土も相応に大きいため人口密度はさほど高くない。しかし、中国の都市部では人びとの住居といえばマンションなどの「集合住宅」が一般的で、戸建て住宅はほとんど存在しない。

 中国メディアの快資訊は18日、日本は中国の26分の1ほどしかない国土に1億人を超える人が住んでおり、人口密度は非常に高いと指摘する一方、それでも日本では都市部でも戸建て住宅に住むことが可能だと伝え、中国人からすると「羨ましい限り」だと伝えている。

 中国の都市部はオフィスやマンションなど高層ビルが立ち並んでおり、それゆえ訪日した中国人は「日本には高層マンションが少なく、低層マンションが多い」と感じるようだ。

 記事は、東京であっても中国のように高層マンションが林立している光景はあまり見られないと指摘し、「日本では都市部でも高層の住宅はあまり見かけるものではなく、戸建て住宅に住んでいる人も少なくない」と紹介。中国人としては「日本は人口密度が高く、国土も小さいのに、なぜ戸建て住宅に住むことができるのか」と疑問を禁じ得ないと論じた。

 続けて、この疑問の答えとして「日本では土地の個人所有が認められており、土地を所有できればそこに住宅を建てるのは個人の自由なのだ」と伝え、土地はすべての人民のものと定められ、個人が所有できない中国とは違うのだと指摘した。また、無機質な高層マンションが林立している中国と比べ、日本の戸建て住宅は庭で植物を育てることもできて「非常に快適そうに見える」と伝え、中国人としては「日本人が羨ましい限りだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)