自炊する都内の成人男女を対象に東京都が実施したアンケートによると、回答者1000人のうち、カレーを一晩寝かせる際に、カレーを鍋のまま保存する人が46.2%に上った。食中毒対策への理解不足が明らかになり、専門家は「正しい知識を身につけて効果的な対策を講じることで、食中毒のリスクを回避してほしい」と呼びかけている。NHKニュースが報じた。

都健康安全研究センターの実験によると、調理したカレーに1グラムあたり1000個の食中毒菌が残っていると、室温のまま冷ました場合は菌が5時間後に100万個以上に増えた一方、2時間で急速に温度を下げた場合は、5時間後も食中毒菌は増殖しなかったという。

「カレーを鍋のまま保存」が半数 正しい知識で食中毒対策を(NHKニュース)