クロアチア代表DFドマゴイ・ヴィダがロシア代表戦後に自身のSNSで不適切な投稿を行ったことが物議を醸している。

クロアチアは7日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝でロシアと対戦し、2-2の状況で120分の戦いを終了。その後、PK戦を4-3で制してベスト4進出を果たした。

同試合で延長前半に一時逆転となるゴールを記録しPK戦も成功したヴィダは同試合後、チームスタッフのオグニェン・ブコエビッチと共にSNSに短い動画を投稿した。

その動画ではヴィダが「ウクライナの栄光! この勝利をディナモ(・キエフ)とウクライナに捧げる」と、語っている様子が映されていた。

ヴィダは2013年から2017年までウクライナの名門ディナモ・キエフに在籍しており、今回の発言は2014年のロシアのクリミア侵攻を発端に緊張状態が続くロシアとウクライナの関係を意識してのものだと思われる。

そのため、先日に双頭の鷲を表現したゴールパフォーマンスで政治的なアピールを行ったスイス代表のFWジェルダン・シャキリ、MFグラニト・ジャカと同様に、国際サッカー連盟(FIFA)から罰金や出場停止処分が科される見込みだ。

なお、ヴィダは『Sports.ru』で今回の一件に関する釈明を行っている。

「この勝利はクロアチアに捧げるものだ。政治的な意図はなく、単なるジョークだよ。僕にはそこ(ウクライナ)にディナモ・キエフ時代からの友人がいる。だから他意はないんだ」

「僕はロシアの人たちが好きだし、あれは本当にジョークなんだ」

ヴィダの釈明はやや苦しい言い訳に聞こえるが、シャキリとジャカの前例から判断すれば、イングランドとの準決勝の出場停止という最悪な処分は逃れることができるはずだ。