HUAWEIが中国Weiboにおいて、novaシリーズの新端末「HUAWEI nova 3」のティザー画像を公開しました。

日本でも発売中のHUAWEI P20 liteによく似た雰囲気の端末で、画面上部の切り欠き(ノッチ)も確認できます。ちなみに、端末名がややこしいですが、P20 lite相当の端末が中国では「HUAWEI nova 3e」として販売されています。

iPhone X似で3万円台、SIMフリー「HUAWEI P20 lite」は6月15日発売


ティザーが公開されたnova 3ですが、中国の認証機関TENAAでも見つかっており、それによると画面サイズは6.3インチ 2340x1080の大画面。nova 2が5.0インチ 1920x1080だったことを考えるとかなり大型化している印象です。実際、サイズは157.0 x 73.7 x 7.3mmで、nova 2(142 x 69 x 6.9mm)よりも一回り大きくなっています。

RAMは6GB、ストレージは64GBと128GB。バッテリー容量は3650mAhで、かなりハイエンドよりな端末です。

カメラは前後ともデュアルになっており、リアカメラは1600万画素+2400万画素、フロントカメラは2400万画素+200万画素。ここで注目したいのが、ティザー画像内でカメラのAI対応をうたっている点です。フラッグシップのP20 ProやP20のカメラが、AIによる被写体認識や手振れ補正(AIS)に対応していますが、これを実現しているのがAI専用のNPUを搭載するKirin 970です。

TENAAの情報では、nova 3のSoCは2.36GHzの8コアとなっており、これだけみると、従来のKirin 659のように思えます。ただ、AI対応を考慮すると、Kirin 970と同様のNPUを搭載する新型チップKirin 710を採用する可能性が高そうです。Kirin 710はまだ発表されていませんが、HUAWEIが開発中とDIGITIMESなどにより報じられていました。おそらくは、nova 3と一緒に発表になると考えられます。

このnova 3、7月18日に発表が予定されています。

novaシリーズは日本でも発売されており、nova 3も国内販売が期待できます。ただ、前モデルとなるnova 2はauとUQ Mobileから1月に発売になったばかり。nova 2は中国では2017年5月に発売されており、約半年遅れの国内投入となっています。

auが「HUAWEI nova 2」1月26日発売、背面ダブルレンズ&20MPインカメで一括3万2400円


このため、日本で発売されるにしても、今年後半になってしまうかもしれません。