人々の差別意識や憎悪を煽る動画が規約違反だとして、「明治天皇の玄孫(やしゃご)」という血筋を売り物にするタレントの竹田恒泰氏、ヘイトスピーチで知られる「在特会」生みの親・桜井誠などのYouTube公式チャンネルが削除されたことは記憶に新しいですが、浄化に向けた取り組みはまだ続いています。詳細は以下から。

◆30万本近い差別動画が消えたYouTube
有志による差別動画通報で凍結されたチャンネル一覧や、通報方法をまとめたサイトによると、2018年7月3日午前中時点でYouTubeから削除された差別的な内容を含む動画群は185チャンネル、20万7182本以上。
自主削除・動画非公開となった99チャンネル、74035本以上の動画を合わせ、実に30万本近い動画が見えなくなるという、絶大な効果を上げる結果に。法務省が提示したヘイトスピーチの典型例に当てはまるような動画を見つけた際は、通報してみるといいかもしれません。

◆生き残ったチャンネルも戦々恐々
そんな中、興味深いのが生き残ったチャンネルの動き。規約違反で1回、著作権違反で2回動画を削除されたことを受け、保守系YouTuberことKAZUYA氏は1280本公開されていた動画をゴッソリ削除し、50本程度にまで減らしてしまいました。実に96%が消えたことになります。
「過去の動画にある差別的な内容などをこれ以上通報されたくない」「1本1本チェックしている余裕がない」などが一斉削除が行われた理由とみられますが、収益源が大きく削られたことは間違いありません。
KAZUYA Channel - YouTube

なお、今回の動画削除ラッシュは、差別表現を含む動画に自社の広告が表示されることを嫌った大手企業の広告出稿取り下げ騒動を受け、YouTubeが差別表現に対して厳しい姿勢で臨むよう大きく方針転換したことによるもの。
しかしあくまで規約違反かどうかを判断するのはYouTubeで、通報があれば削除されるわけではありません。
「表現の自由」を主張する人たちもいますが、まとめブログ「保守速報」が名誉毀損裁判で二審も敗訴した事例からも分かるように、人々の憎悪を煽る差別表現は「各種サービスの規約や社会のルールを破るもの」という、根本的な問題があることを忘れてはいけません。

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