また不発のエースを“0点評価”「メッシ? いないも同然だった」

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は21日、D組でアルゼンチンがクロアチアに0-3で完敗。勝ち点1で敗退の窮地に立たされた。エースFWリオネル・メッシが2戦連続不発。バルセロナでプレーする世界最高ストライカーの沈黙に対し、スペイン紙は辛辣な評価を下した。「メッシ? いないも同然だった」「アルゼンチンの『神』は姿を現さなかった」と断じている。

 アルゼンチンの至宝が沈黙した。メッシはクロアチア相手にゴールを割れず。PKを外して引き分けにとどまった初戦のアイスランド戦に続き、2戦連続不発に終わった。チームもGKカバジェロのキックミスから3失点。1次リーグ突破へ、黄信号が灯った。

 優勝候補を牽引しながら結果が出ないバルセロナ所属の背番号10に対し、スペイン紙「マルカ」は辛辣な評価を下している。「消えたメッシとともに恥をかくアルゼンチン」と見出しを打って特集した。

「メッシ? いないも同然だった。アルゼンチンの『神』は姿を現さなかった」

 このように言及し、メッシがチームに貢献できなかったと指摘。全選手を評価した採点では、最高点の「3」を獲得したクロアチアのMFラキティッチに対し、メッシはまさかの「0」だ。

「彼は最初から姿を消していた」「最後の10分間にも、メッシの痕跡はなかった」

 さらに「アルゼンチンは彼への過度な依存をしない方が良かった。彼は最初から姿を消していた」「最後の10分間にも、いまだメッシの痕跡はなかった」と断じている。

「おそらく4度目の失敗に終わったW杯で、アルゼンチンはそのファンたちのように、そしてメッシのように絶望的だった」

 チームは勝ち点1にとどまり、決勝トーナメント進出のピンチに陥った。客席では“神様”マラドーナ氏が観戦に駆け付けたが、結果は完敗。伝説のレジェンドの後継者である背番号10は、第3戦で逆転突破を演じ、「神」としての本領を発揮できるのか。

 求められるのは、勝利に導くゴールだけだ。(THE ANSWER編集部)