ロペテギ監督解任から約2時間後、元レアル主将のイエロ氏就任を発表

 スペインサッカー連盟(REFE)は現地時間13日にフレン・ロペテギ監督を電撃解任。

 後任監督には技術委員長であるフェルナンド・イエロ氏の就任を発表した。

 REFEは、12日にレアル・マドリードの新指揮官就任が発表されたロペテギ監督に大きな不快感を持った。そして、ルイス・マヌエル・ルビアレス・ベハル会長は13日に記者会見を開き、ワールドカップ(W杯)開幕前日というタイミングでロペテギ監督を解任したことを明かした。

 その時点では後任監督は発表されていなかったが、それから約2時間後にイエロ氏の就任が発表された。イエロ氏は現役時代にレアルの主将を務めていた。

 スペインでは、後任は技術委員長のイエロ氏かU-21代表チームのアルベルト・セラーデス監督と予想され、セラーデス氏を予想するメディアも多かった。しかし、結局はイエロ氏の就任となった。

 今年4月にバヒド・ハリルホジッチ監督を解任した日本代表に置き換えれば、立場的には西野朗技術委員長が後任監督に就任したのと同じパターンになる。

 スペイン代表の初戦は15日で、グループBの最大のライバルであり隣国ポルトガルとの“イベリア半島ダービー”でW杯の戦いをスタートする。世界中に衝撃を与えた大混乱から、優勝候補スペインは順調な大会の入りを見せることができるのだろうか。


(Football ZONE web編集部)