HUAWEIのサブブランドhonorが、HUAWEI P20相当の仕様を持つ新スマートフォン、honor 10を発表しました。同端末は中国向けが4月に発表済みですが、今回はグローバル版の発表となります。ディスプレイ側のデザインはP20そのものといったところ。ディスプレイサイズは5.84インチで解像度は2280x1080と、P20(2244x1080)よりも若干長辺側が伸びています。上部の切り欠き(ノッチ)もそのままです。

指紋センサも同じくフロント側に配置されていますが、P20とは違い超音波式を採用。指が濡れていても認証できるとのこと。

背面デザインはP20とは異なり、カメラが横向きに配置されています。メインカメラは1600万画素(RGB)と2400万画素(モノクロ)の組み合わせ。ライカ名を冠してはいませんが、画素数だけならP20(1200万画素+2000万画素)よりも上になっています。なお、フロントカメラは2400万画素と高精細仕様です。

SoCにはP20/P20 Proと同じく、AI専用のNPUを搭載するKirin 970を採用。AIによる被写体認識など、同社ハイエンドモデルの機能も利用できます。

その他の主な仕様は、RAM4GB(中国版は6GBでした)、ストレージが64GBか128GB。バッテリー容量は3400mAh。P20と違い、3.5mmヘッドホンジャックも搭載します。ただしP20とは違い、防水には非対応となります。

欧州での価格は64GBモデルが399.9ユーロ(約5万2000円)、128GBモデルが449.9ユーロ(約5万9000円)。欧州でのP20の価格は650ユーロなので、200ユーロ(約2万6000円)ほど安くなっています。

日本国内での発売には触れられていませんが、honorブランドは国内でも、honor 6 Plusやhonor 8、honor 9と歴代が発売されています。一方P20シリーズはHUAWEI P20 Proがドコモの専売となり、P20は現状で未発表と、SIMフリーモデルの登場はじょじょに期待薄な雰囲気となりつつある状態。

せめてhonor 10の国内販売には期待したいところです。

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