[Engadget US版より(原文へ)]

マイクロソフトは、現行のSurfaceシリーズに加わる、新しい廉価なタブレット端末を作ろうとしています。Bloombergの報道によれば、ワシントン州レッドモンドに本社を構える同社は今年、「iPad」に対抗するための新型で廉価なモデルを発売するようです。

このタブレット端末は、アップルのiPadのように本体隅が丸くラウンドしており、10インチディスプレイを搭載。おなじみのキックスタンドと、充電/通信兼用のUSB Type-Cポートを採用します。価格は400ドル前後(約4万4000円)で、「Surface Pro」の半額となるようです。モデル構成としては内蔵ストレージ64GB版と128GB版が用意され、LTE通信モジュールを内蔵するモデルも登場します。新型かつ低価格なキーボードカバーも販売されることでしょう。グラフィックス機能やプロセッサとしては、どちらにもインテル製品が採用されます。

現在のSurface Proラインナップと対比すると、新型の廉価なタブレット端末は最大で20%軽量となりますが、バッテリー駆動時間は最大4時間と短くなることが予測されます。

また、この廉価な新型タブレット端末には「Windows 10 Pro」が搭載されることでしょう。「Windows 10 S」やSurface RTに搭載されたような他のOSではありません。Surface RTはソフトウェアの機能制限が原因で、うまくいくことはありませんでした。ある時など、マイクロソフトはSurface RTを学校向けに200ドル値引きをする前に、教育者に1万台のSurface RTを配ってしまったほどです。

もちろん500ドルの「Surface 3」も存在しますが、こちらは現時点から3年前のモデル。リークされた詳細によると、マイクロソフトが最終的にそう呼ぶかどうかにかかわらず、このタブレット端末は多くの人に完全にふさわしい製品となりえます。なぜならiOSにはPC代替用途においてはまだ普及率の問題があり、現在の「Surface」シリーズは噂のタブレット端末と比べて約2倍の値段がつけられているからです。

編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文著者:Timothy J. Seppala