2018FIFAワールドカップロシア大会が6月14日に開幕する。中国は出場できないため、中国国内では盛り上がりはいまいち欠けるようにも見えるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「優れたサポーター」の存在も日本のサッカーが強くなった要因であると伝え、日本代表のサポーターは忠誠心が高く、マナーを守り、武士道精神を持つ人びとであると伝えている。

 記事はまず、プロサッカーを語る際にファンの存在を忘れてはならないと指摘しつつ、サッカーファンの特徴は国によって違いがあるものだと強調。たとえば日本のサッカーファンはサポーターと呼ばれ、日本国内のみならず、日本代表の試合がある国へ駆けつけて応援する人が数多く存在するほど、忠誠心が極めて高い特徴があることを紹介した。

 続けて、日本のサポーターは皆で日本代表のユニフォームを着用し、スタンドから皆で同じ歌うなど、非常に熱狂的かつ熱心に応援すると伝えつつ、こうした「集団での応援」はまさに集団を優先する日本の民族性を顕著に現していると指摘した。

 また記事は、日本のサポーターのもう1つの特徴はとても礼儀正しく、礼節を守ることだとし、14年に開催されたワールドカップ・ブラジル大会の試合後に会場のゴミ拾いをしている様子が世界中で報道され、称賛を集めたことを紹介。忠誠心が高く、礼節を大切にする日本のサポーターはまるで武士道精神を持つ人びとのようであると論じた。

 近年は中国でもサッカーの試合後にゴミ拾いをするファンの姿が見られるようになったと言われているが、これは日本のサポーターたちの行動を模範としたものだ。ワールドカップロシア大会でも日本のサポーターたちが世界の人びとの模範となる行動を見せてくれると期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)