眞子さま(26)と小室圭さん(26)の結婚延期をめぐって、週刊誌などの報道がエスカレートしている。宮内庁は2020年に「延期」すると発表したが、小室さんの母に関する「金銭トラブル」報道などもあり、「延期」の意味についてさまざまな観測が出ている。

そういえば、「あの人」はこの状況をどう受け止めているのか。受験期に眞子さまの写真を携帯電話の待ち受け画面にしていて、婚約報道に「ショックです」と嘆きながらも、「まあ、でも幸せなら......OKです!」と親指を立てた、あの若者である。

「先に謝りたいです」

2017年5月16日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)をきっかけに、その若者は脚光を浴びた。名前は、野村光平さん(20)。青山学院大2年の学生だ。

野村さんはあの日、サークルの呑み会帰りに渋谷駅を歩いていた。同番組のスタッフが偶然にも、眞子様の婚約報道について街頭インタビューをしており、野村さんは「(受けに)行くしかない」と決断。大学受験期に眞子様の写真を壁紙にして「がんばろう」と気持ちを高めていた背景があるからだ。

野村さんは番組の取材に「マジでショックです」と嘆きつつも、笑顔で「まあ、でも幸せなら......OKです!」と親指を立てた。この「親指」画像がツイッターで拡散され、たちまち人気者に。「ファンのかがみだ」と称賛の声が続出した(詳細は姉妹サイト「Jタウンネット」の単独インタビュー記事まで)。

野村さんはあくまで、眞子さまが幸せなら「OK」だった。さぞかし今回の「結婚延期」報道で、心を痛めているのでないか。J-CASTニュース記者はそう思い、本人にツイッターのメッセージで取材することにした。

野村さんは、結婚延期への感想をたずねた記者にこんな事情を明かした。

「このことに関して、先に謝りたいです。8月から12月までタイにいて、帰国した2日後からスキーし、成人式前後以外ほとんど山にこもっていたので、このこと(編注:結婚の延期)に関して知ったのは大会後です」

17年12月から18年2月まで山にこもっていて、2月上旬の「結婚延期」報道を知らなかったという。

野村さんは、大学でスキーのサークルに所属しており、長野県白馬村で2月25日〜3月2日に開催される第45回全国学生岩岳スキー大会(基礎スキーの部)に参加していたのだ。

野村さんは初出場だったが、個人演技の部門で、サークルで出場した4人中ただ1人、決戦に勝ち上がった。そして見事、303人中224位の成績をおさめた。

この結果については、同サークルがツイッターで「決戦に出場した彼の順位は303人中224位というものでした。しかし、彼はショックは受けていません。そう『幸せならOK』なのですから」と紹介し、

「幸せならおっけーの人、才能ある人だったんか!」
「心がイケメンなうえにスポーツマンのイケメンでもあったのか」
「でも幸せならOKですさん、ただ者じゃなかった...」

と反響を呼ぶことに。

「周りがとやかく言うことではないのでは」

野村さんが眞子さまの結婚延期を知ったのは、この大会を終えた後だった。報道について感じたのは、「みなさんが求めてる答えとは違うと思いますが、ただただ残念だなと思います」という。

「小室さまのご友人、ご家族関係に関しては、実際そこまで注意することではないと思いますが、ご結婚相手が、皇族の方というので、気になるところかと思いますが、そこに関しては当人同士の気持ち次第なので、周りがとやかく言うことではないんじゃないかな?と思います」

そして「眞子さまに対しどうこう言える立場ではありませんが」と前置きした上で、

「眞子さまが幸せならOKです!! 幸せでなければ、スキーでもして、気分を発散してください!笑笑」

とエールを送っていた。

野村さんは4月4日(相模原、青山、両キャンパス)と5日(青山キャンパス)、新入生に向けてサークルのビラ配りを担当するという(詳細はシルニースキー愛好会(ツイッター:@surnie_ski)まで)。