28日正午、東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会が、大会マスコット発表会を開催。マスコットキャラクターが「ア」案に決まったことを発表した。最終的な得票数は、「ア」案109041票、「イ」案61423票、「ウ」案35291票となった。

 「ア」案のオリンピックマスコットは近未来的な世界観を、パラリンピックマスコットは桜を力強く表現。どちらも伝統的な市松模様を取り入れている。作者は福岡県在住のキャラクターデザイナーである谷口亮さんであることも同時に公表した。

 今回採用されなかった「イ」案のオリンピックマスコットは福を呼ぶ招き猫や神社のキツネを、パラリンピックマスコットは神社の守り神である狛犬がモデル。「ウ」オリンピックマスコットはキツネに日本古来の勾玉を組み合わせたモデル、パラリンピックマスコットは日本古来の化けるタヌキをモデルとしていた。

 東京五輪のマスコットは、応募総数2042件の中から3つの最終候補に絞り込んだあと、去年12月から全国の小学校によるクラス単位の投票を受け付けていた。