2018年2月1日、韓国・ニューシスによると、「劣悪な待遇と環境が原因で多くの平昌五輪ボランティアスタッフが離脱した」との指摘が出ていることについて、五輪組織委員会が「事実と違う」と反論した。

五輪組織委員会関係者は1日、ニューシスの取材に対し「これまでに約3000人のボランティアスタッフが離脱したのは事実だが、その大部分は活動を始める前に諦めた」と述べたという。先月30日、一部のメディアは「平昌五輪開幕前に2000人を超えるボランティアスタッフが離脱した」とし、防寒具の不足や交通の不便さなど劣悪な勤務環境について指摘していた。

同関係者によると、離脱したボランティアスタッフの大部分が個人の事情や健康の問題、単純な心変わりで活動開始前に離脱を決意したという。また「予想より多くのスタッフが離脱したが、大会の運営に問題はない」と明らかにした。一方、ボランティアスタッフの勤務環境に関し不十分な部分があったことについては認め、「低質だと指摘を受けた食事については改善した。交通については勤務地から近い宿泊施設の確保が難しく、出退勤にかかる時間を短縮することはできないが、運営の人員や車両を増やしてボランティアスタッフに寒さを感じさせないようにする」と説明した。

これに対する韓国のネットユーザーからのコメントには「国民を大事にしない文在寅(ムン・ジェイン)大統領が本当に嫌い。大統領が代わって良くなったことは何もない」「『人を優先』するはずでは?これでは『五輪優先』だ。何のために五輪を誘致したのか分からない」「北朝鮮のことばかり考えているから、ボランティアスタッフの訴えは聞こえていない」など、文大統領に対する不満の声が多く見られた。

その他「素直に認めるべき」「始める前に3000人が辞めたことを軽く考え過ぎ」「事実と違うのは当然。五輪組織委員会はいつもうそをつくから」と指摘する声や、「五輪が大失敗に終わればいいのに」との声まで。

また、実際にボランティアスタッフとして働いているというユーザーからは「勤務3日目で辞めようか考えている。環境も悪いし、ボランティアの管理もなってない。情熱だけでどこまで耐えられるか…」との情報も寄せられている。

一方で「ユニホームと記念品をもらうためにボランティアを志願した人も多いのでは?」「どうせ就活のためのボランティアなのだから苦労させるべき。世の中はそんなに甘くない」と主張する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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