昨年12月、『少年サンデー』連載中の人気漫画『名探偵コナン』の最大の謎のひとつである黒の組織のボス“あの方”の正体が明かされ、大きな反響を呼んだ。と同時に、作者の青山剛昌の病気療養と充電のため長期休載も発表された。

 ネットには「寂しい」「残念…」といった声があふれるなか、一部では長期化する連載に対して、「黒幕の正体ようやくかよ…」「昔は好きだったキャラがどんどん意味のわからん化物になっていく」といった意見もあった。

◆連載の長期化に嘆きの声も…

 そこで、日刊SPA!では男女110人を対象に「長期連載漫画のなかで、読むのを挫折した作品は?」というウェブアンケートを実施。読むのを断念した作品と、その理由を教えてもらった。長期連載の対象はシリーズものを含めて“原則”50巻以上刊行した作品にした。

 まずは少数ながらも、漫画ファンならではの意見が多く寄せられた作品たちを紹介したい。

◆『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦/シリーズ累計121巻)
「ジョジョファンだけど、6部の脱獄後あたりから、バトルが難解すぎて理解できなくなった。特に重力のスタンドやおとぎ話の主人公が出てくるあたりとか、理解するのはムリゲーだった」(41歳・男性・大阪)

◆『キン肉マン』(ゆでたまご/60巻)
「王位継承あたりから、ちょっと無理を感じるようになった。キン肉マンの柄違いが何人もいるってどうなん!?笑」(44歳・男性・新潟)

◆『BLEACH』(久保帯人/74巻)
「49巻から物語が急激に失速した。初版発行部数の低迷が目に見えるようになった頃でもある。10年も連載すればそんな時期もあるかと思うが、結局盛り返さなかった」(30歳・男性・広島)

「編集部の意向もあって、連載を続けざるを得なかった作者はかわいそうだが、同じようなバトルの繰り返しで飽きてしまった」(29歳・男性・東京)

◆『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治/200巻)
「初期の頃はまだ生まれておらず、1巻から読もうと思ったが時代背景がわからず生まれる前で挫折」(33歳・男性・東京)

◆『犬夜叉』(高橋留美子/56巻)
「高橋先生の絵のタッチは好きだが、さすがに長すぎてついていけなかった」(28歳・女性・長野)

「単調で延々とぐずぐずしている人間模様にギブアップ」(29歳・男性・長崎)

◆『ふたりエッチ』(克・亜樹/73巻)
「飽きた、展開が読めた」(43歳・男性・静岡)

 『ふたりエッチ』に展開の意外性を求めるのはお門違いという気もするが…。連載の長期化にともない、展開についていけなくなったり、人間関係が複雑化しすぎているという意見が多かった。

 では、続いて「読むのを挫折した」という声が多かった上位5位を紹介したい。

◆5位『ガラスの仮面』、『彼岸島シリーズ』(4票)

 まずは同率で5位となった2作品を紹介する。

 1作目の5位は『ガラスの仮面』! 累計発行部数は堂々の5000万部超で、平凡な一人の少女・北島マヤがさまざまなライバルや仲間との出会いを経て、芝居の才能を開花させていく美内すずえの代表作だ。アニメ化や舞台化もされていて、芸能界にも熱心なファンが多い。

 発刊は49巻ながら1976年に連載スタートし、一度は完結したものの、現在まで実に40年以上にわたって壮大な成長譚を展開してきたのは著者の実力のなせる技だろう。しかし、そんななか寄せられたのは一時休載による弊害なのか、こういった声だった。

「ストーリーを忘れてしまい、続きを読む気になれなくなった」(40歳・女性・石川)

「途中で一時連載が終了してしまったので、その後の話を気にならなくなった」(43歳・女性・埼玉)

 また、「作者が新興宗教に転向したから」(42才・男性・神奈川)という声も。ただでさえ、続きを心待ちにしているファンとしては創作に無関係な活動にモヤモヤさせられるのかもしれない。

外部リンク

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