▽イギリス地元紙『Yorkshire Evening Post』は11日、ガンバ大阪に所属する日本代表MF井手口陽介(21)のリーズ移籍合意を報じた。

▽同紙で番記者を務めるフィル・ヘイ氏の情報によれば、リーズとG大阪は井手口の今冬移籍に関して、50万ポンド(約7500万円)+ボーナスで合意。ただ、井手口はイングランドでの労働許可証取得条件を満たしていない関係で欧州の他クラブにレンタル移籍することになり、2018-19シーズンのリーズ入りが見込まれているという。

▽G大阪ユース出身の井手口は、高校2年の2014年に飛び級でトップ昇格し、公式戦通算96試合に出場して9ゴール。今シーズンは明治安田生命J1リーグ30試合に出場して4ゴールを挙げ、2016年に受賞したJリーグベストヤングプレーヤー賞とJリーグYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞に続き、Jリーグベストイレブンを初受賞した。

▽代表キャリアにおいては、今年6月のデビュー以来、9試合2ゴールを記録。EAFF E-1サッカー選手権2017に参戦中の代表に帯同する井手口自身は、ロシア・ワールドカップ前の海外移籍に「人の意見に左右されず、思ったことをやっていきたい」と固い決意を口にしている。

▽リーズは、1919年創設の古豪。リオ・ファーディナンド氏や、ロビー・ファウラー氏、エリック・カントナ氏、イアン・ラッシュ氏が過去在籍し、現在は元日本代表MFの藤田俊哉氏が強化部の一員としてリーズのチームスタッフに所属している。