6日にチャンピオンズリーグ最終節でレアル・マドリードと対戦したドルトムントは残念ながら2-3で敗れてしまったが、敵地サンティアゴ・ベルナベウで輝きを放ったMF香川真司の姿を日本のサッカーファンは楽しんだのではないだろうか。

すでにグループ突破を決めていたレアルにとって、今回のドルトムント戦は消化試合でもある。100%の力を出しづらい環境だったかもしれないが、それでも香川はベルナベウで自身の実力をしっかりとアピールしたことに変わりはない。

米『ESPN』も香川を高く評価しており、ピエール・エメリク・オバメヤンと並んでチーム最高となる8点の評価を与えている。オバメヤンの2点目をアシストしたアイディア溢れるヒールパスが高評価の要因だ。

同メディアは「高い位置にポジションを取った香川はベルナベウで輝いた。彼のオバメヤンへのバックヒールは素晴らしいものだった。終盤にはカゼミロをエレガントなボディフェイントでかわし、3-3にするチャンスがあったが、シュートはナバスの上へ外れてしまった」と伝えている。最後の決定機を外したのは残念だったが、そこまでの流れは非常に高く評価されているようだ。

今季の香川はドルトムントで常時スタメンというわけではないが、このパフォーマンスからポジションを確保していけるのか。やはりペナルティエリア付近でボールを受ければ香川は輝きを放つ選手だ。