大相撲の元横綱日馬富士関が、平幕貴ノ岩(貴乃花部屋)に暴行した問題が発覚したのは11月14日。この日からテレビの情報番組では連日取り上げ、放送時間の大半を占めている。今年の夏に起きた松居一代の騒動の際も似たような事態だったが、さすがにニュース番組では取り上げていなかった。しかし相撲界で起きた暴行問題はNHKのニュース番組でも一時はトップニュースとして扱われ、発覚から3週間経っても情報番組では同じような状態が続いている。そのためツイッターでは「テレビつけると相撲相撲相撲でもう飽きた」「お相撲さんのニュースはもういい。しつこいので相撲が嫌いになる」などの声で溢れている。

鳥取県警は傷害容疑で一両日中にも、日馬富士を書類送検する方針だと伝えられている。また貴ノ岩関の師匠で協会理事でもある貴乃花親方は、11月30日に開かれた日本相撲協会の理事会で「警察の捜査が終了した段階で調査に応じる」と明言したという。これにより暴行問題に関して新しい事実が出てくるのは、貴乃花親方の記者会見待ちということになろうか。

しかし新しい週が始まった12月4日の情報番組は、相変わらず大相撲の話題ばかりだ。最近は暴行問題そのものよりも貴乃花親方と横綱白鵬の確執、モンゴル力士による「互助会」の詳細が説明されている。4日に明らかになった北朝鮮から来たと見られる木造船の乗務員による北海道松前町の無人島での窃盗容疑は大きなニュースなのだが、やはり情報番組のトップニュースは大相撲なのである。

この状態にツイッターでは「毎日毎日ずっと相撲のネタばっかだな、同じ内容の繰り返し」「憶測ばかりで連日何時間もやっていてイライラしてくる」「相撲界の話題、なんかもう日馬富士の暴行はどうでも良くて、ほかの話になってる」「ほんと相撲のニュースもういいわ! 飽きたわ! どうでもいいわ!」と苛立ちが爆発しそうな書き込みが非常に目立つ。だが現在、九州を回っている冬巡業先には多くのマスコミが押し寄せているようで、まだまだ大相撲関連のニュースが続きそうな気配だ。

画像は『日本相撲協会公式 2017年11月29日付Twitter「本日付けで元横綱 日馬富士(本名 ダワーニャム・ビャンバドルジ、伊勢ヶ濱部屋)は引退しました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)