大相撲の横綱・日馬富士が2017年11月29日、福岡県内で会見を開き、引退を発表した。

日馬富士関が報道陣からの質問に答えるなか、今回の騒動の引き金となった「スマートフォン(携帯電話)」が、ここでも物議を醸すこととなった。

鳴り響いた携帯電話...

日馬富士関は会見冒頭、

「この度、貴ノ岩関に怪我を負わせたことに対し、横綱としての責任を感じ、本日をもって引退をさせていただきます。国民の皆様、相撲ファンの皆様、相撲協会、伊勢ケ浜部屋の後援会の皆様、親方・女将さんに大変迷惑かけたことを、心から深くお詫び申し上げます」

と謝罪し、約27秒間深々と頭を下げた。

会見が厳かに進められるなか、大量のカメラのシャッター音に紛れて、スマホ(携帯)の着信音が数回響き渡ることとなった。日馬富士関が話している最中に鳴ったものもあった。

その場に相応しくない音だったため、中継を見ていた視聴者からは

「会見中の携帯の音とかさ。マナー悪いよ」
「スマホの電源はお切りにならないのですか?もしくはマナーモードにはしないのですか?記者様」
「マナーモードにして、会見のジャマしないようにするのは当然では??」

などといった意見が相次いでツイートされた。

また、今回の騒動が「スマホの着信」が発端とされているため、

「着信音鳴ってばっかで、、、わざと??」
「煽ってるのかな?」
「どういう騒動なのか少しは考えろよ...」
「すさまじい嫌がらせ」

という指摘もされた。なかには「ビール瓶で殴って差し上げろ」と強く非難する声もあった。

注意アナウンスある会見も

映画館や電車・バス、病院など、マナーモードや電源オフが求められる公共の場所は多い。会見場においてもそうした配慮が必要と考える人は大勢いるようで、着信音に嫌悪感を示す人が相次いだかたちだ。

報道陣に対してこうした諸注意がされる会見もあり、例えば、内閣官房長官記者会見では、

「携帯電話やパソコン、ICレコーダー等は音が出ないようにご確認願います」

というアナウンスがされる。